公務員ラボへようこそ。
今日、私コムオは、公務員を退職しました。
首都圏の某市役所で、勤めたのは1年間と短期間でしたが、とても濃い1年でした。
そこでこの記事では、以下についてお話しします。
- 市役所を退職した理由(本音・建前)
- 1年という短期間で退職する決断について
- 退職までの流れや手続き(カミングアウトのタイミング)
- 公務員を目指す受験生へのメッセージ
- 退職するか悩んでいる方へのメッセージ
まさに「今日」退職してきたので、今思っていることを素直に書いていきますね!
目次
【退職理由】なぜ市役所を辞めたか
実は、退職理由をそのまま職場に伝える人って意外と少ない印象です。
私自身も、伝える必要のない部分は言わずに退職しました。
その方がお互いに幸せなので(笑)
人間関係は良好、残業やストレスも少ない
私が勤めていた市役所ですが、かなり職場環境は良かったです。
- 先輩も上司も良い人ばかり
- 残業は毎月数時間
- 無駄な飲み会少ない
人によっては「残業少ない」は微妙かもですが、個人的に職場環境としては最高でした。
では、なぜ辞めたのか?
でも・・・「やりがい」は感じられなかった
働く前は「やりがい」なんていらないと思っていたのですが、どうやら違ったようで。
就活時は「安定」だとか「ワークライフバランス」といった理由で公務員を選びました。
でも実際に働いてみると・・・
「これをあと40年続けるのか」という感じでした。
住民の役に立つことに使命を強く感じているわけではなかったので、やりがいは感じられませんでした。
「やりがいなんていらない」という方ならいいんですが、私は違ったみたいです。
「ならなんで公務員になったんだよ」と言われそうですが・・・まさにその通りですね。
ちなみに、私と同じような理由で入庁した同期はたくさんいましたが、その人たちは今も特に不満なく働いています。
結論としては、月並みですが「私には合わなかった」というだけのことです。
職場に伝えた退職理由
職場には「~というやりたいことがある」と伝えました。
嘘をついているわけではないのですが、先ほどのネガティブな理由は伏せるようにしました。
伝えたところで改善しようがない部分ですし、お世話になったので悲しませたくないというのがありました。
1年で公務員を退職するのはもったいない?
正直に言います。
1年で公務員をやめるのはもったいないです。
これは、同期や先輩、親にも言われましたし、私もそう思います。
給料は高くありませんが、「こんなに環境が良いのに辞めてしまうのはどうなんだろう」と思うこともありました。
公務員は、定年以外で退職する人なんてほぼいないですからね。
「1年で辞めるなんてもったいない」というのは、私自身もわかります。
それでも、「人生の大半をささげる仕事で、自分に合わないことをする」ほうがもったいないと思ったんです。
1回しかない人生で、65歳まで公務員をやるのは私的には「ナシ」でした。
ということで、退職の決断に、後悔はありません。
市役所退職までの流れや手続き【いつまでに言う?】
次に、私が市役所を退職した時の流れについて、まとめてみました。
都道府県庁や国家公務員でも、大体同じと言っていいと思います。
辞めたい方や、辞めようか迷っている方は参考にしてみてください。
(タイミングに関しては、年度末の退職を前提に書きます。)
10月:上司にカミングアウト→引き止め
まずは係長にカミングアウトしました。
→そこから課長に伝わって、3人で面談。
そして引き留められ、「もう少し考えてきて」と言われました。
どの職場でもこんな流れにはなると思います。
12月:再び辞意を伝える→通る
12月になったので、2か月も考えたら十分だろうということで。(実際、真剣に考えました)
ここで「意思は変わらない」という旨を伝えました。
人事異動をそろそろ決め始めるタイミングということもあり、これは通りました。
もし悩んでいる人がいれば、できればここまでには退職のカミングアウトができると親切かもしれませんね。
1月:普通に仕事【ここまでには伝えよう】
1月は、何もなかったかのように、普通に仕事してました(笑)
公務員は、1月には人事異動を決め始める場合が多いです。
なので、カミングアウトは1月中にはしておきましょう。
確か規程では退職の10日前くらいまではOKだったかもしれませんが(この10日間はうろおぼえなので話半分で)、流石に迷惑ですからね。
2月:人事と面談をし、退職願を書く
2月には、人事課に呼ばれ、最終確認とともに、退職願を書きました。
退職願は、課長などへのカミングアウトの際に提出するイメージがあるかもですが、実際に書くのはこのタイミングになります。
人事との面談も、意外とあっさり終わりました。
3月:引継ぎ・有休消化・挨拶回り・送別会
3月になって、引継ぎを始めました。
退職することは前々からわかっていたので、もっと早く始めても良かったんですけどね。
あとはお世話になった方々に挨拶して回りました。
この時に、特にお世話になった方にはお菓子でも持っていくとgoodです。
課では送別会もやって頂いて、感動して少し泣きそうになりました。
1年目の分際でって思われるかもしれませんが(笑)
「有休は消化していい」と言われたので、有休消化もさせてもらい、本当に良い職場だったと改めて思います。
ボーナスを受け取ってから辞めたい方へ
6月末や12月末に退職すれば、ボーナスを受け取ってから辞めることができます。
特に12月退職なら、年末調整済で確定申告する必要もないので、楽ですし、ボーナスも頂けるので一番良いかもしれません。
年度途中の退職に対しては、新採に早めに入庁してもらって対応するところもありますが、そういった制度がないところも多いです。
私は職場が好きで、お世話になったので、年度末退職以外考えていませんでした。
公務員を目指す受験生へ
ここまで、公務員のマイナスな面も書いてきました。
ただ、それでも何度も書いた通り、「職場としては最高の環境」だったと思います。
私の市役所だけでなく、公務員は全国的に残業も減少傾向にあります。
同期が多くいた中で「私が合わなかった」というだけで、多くの方にとっては悪くない職場だったと思います。
なので、この記事を見てもモチベーションを下げずに、是非合格に向かって突き進んでくださいね。
辞めたいけど・・・退職を悩んでいる方へ
「公務員を辞めたい」という人も、理由は様々です。
- 鬱
- やりがいが見出せない
- やりたいことがある
- 人間関係
- 残業が多すぎる・残業代出ない
- 同棲や結婚の都合
色々ありますが、理由に関わらず「後悔しない」選択をしてください。
辞めない決断をして、後悔しませんか?
退職して、後悔しませんか?
自分に問いかけて、しっかり考えてください。
私から伝えられるのは、
「私は全く後悔していない」ことと、「辞めても意外となんとかなる」ことの2点です!