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目次
筆記試験のおすすめ問題集・参考書
筆記試験では、基本的には過去問による学習がメインになります。
なので参考書というよりは問題集をメインに紹介していき、最後に一つだけ参考書と問題集を兼ねられるものを紹介します。
科目別・テーマ別過去問題集(TAC):受験先ごとの過去問集の決定版
- 受験先ごとの問題集の中では最もおすすめ(個人的には全問題集の中でもトップクラス)
- 直近5年の重要な問題が掲載されており、解説もコンパクトかつ明快
- 正答率・問題選択率や合格体験記が掲載されており、ほかの問題集にはない強みもあり、理想の問題集
- デメリット:直近5年のすべての問題が収録されているわけではない
2022年前後から発売され始めた問題集で、かなり新しめの問題集ですが、大手予備校TACの出版ということで、解説や問題の選定も素晴らしいと感じます。
過去5年分の択一試験の問題から、重要な問題を精選しており、十分な演習量を確保しつつ、重要テーマを学習することができます。
「TAC生の正答率・問題選択率」が掲載されており、「とらなければいけない問題なのか」が一目でわかるようになっています。
6割取れれば合格できる公務員試験では、「多くの受験生が正解できる問題かどうか」というのは非常に重要な指標です。
効率の良い学習ができるので、自信をもっておすすめできる一冊です。
合格体験記も収録されており、ほかの問題集よりも参考になる情報が多い印象です。
受験先ごとの問題集だと「過去問500」シリーズも有名ですが、個人的にはこちらの「科目別・テーマ別問題集」がおすすめです。
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新スーパー過去問ゼミ:定番問題集の最高峰
- 全ての問題集の中で最も多く使われている印象
- 解説のわかりやすさ、問題の選定、基本から応用までの網羅性、全体的に高評価
- 問題量も多いので、ある程度時間がある方はこれが最もおすすめ
- デメリット:問題数が多く、高難度問題もあるので、時間がない方は網羅はできない
体感では公務員試験の問題集・参考書の中で最も多くの受験生が使っています。
いわゆる「スー過去」です。
これについては説明不要かもしれませんね。
先ほどの「科目別・テーマ別問題集」は受験先ごとの過去問集の決定版だとすると、こちらは科目ごとの問題集の決定版です。
全体的に非常に完成度が高い問題集なので、科目ごとの問題集で迷ったらこれを選べばOKです。
ただ問題数も多めなので、「あまり時間がない人」はこの後に紹介する「過去問ダイレクトナビ」の方がおすすめです。
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過去問ダイレクトナビ:正文化をする人には「最もおすすめ」
- 既に正文化されており、正文化をしながら勉強したい人は絶対にこれ
- 問題数は100問と多すぎず、必要十分な分量
- 特に教養の知識系の暗記科目(社会科学、人文科学、生物・地学)ではスー過去よりもおすすめ
- デメリット:化学や物理ではそこまでおすすめではない
この過去問ダイレクトナビは、「正文化」という効率的な勉強法に準拠し、すでに正文化がしてある問題集となっており、非常に効率的に学習ができます。。 「正文化を初めて聞いた」、「詳しいやり方を知りたい」という方は、以下の記事で正文化による学習の進め方やメリットを紹介していますので、良かったらご覧ください。
この参考書では正文化が赤文字でされており、赤シートが付属しているので、赤シートを使えば普通に問題を解くこともできます。
特に社会科学(政治・経済)、人文科学、生物・地学については正文化との相性が良いうえに、問題の選定や解説のコンパクトさも相まって、特に質の高い参考書となっています。
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ザベスト:問題集と「参考書」も兼ねたい人にはこれです
- 他の参考書と比較しても、圧倒的なわかりやすさが売り
- 数的については問題集兼参考書として、ほかの科目は参考書として使おう。
- 他の問題集と併用する一冊として自信をもってオススメ
- デメリット:(特に数的以外は)これだけでは問題演習量が不足するので、併用が前提
ザベストシリーズは、これまでに紹介した問題集とは少し異なり、「参考書」としての役割が強めになっています。
ただ、全体的に非常にわかりやすくまとめられており、「わかりやすさ」と「情報のまとまり」では公務員試験の参考書の中でも一番だと思っています。
そのため、ほかの問題集との併用(数的処理は2冊目の問題集)という観点では、非常におすすめできます。
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面接試験のおすすめ参考書は1つだけ
面接の参考書については、筆記試験と違って1冊あれば十分です。
そのため、厳選に厳選を重ねた、1冊だけ紹介します。
非常に完成度が高い参考書なので、これだけあれば、ほかの参考書は無しでOKだと断言できます。
「寺本康之の面接回答大全」が圧倒的におすすめ
- 「回答フレーム」に入れながら、簡単にオリジナルかつ評価されやすい回答を作れる
- よく聞かれる114の質問と、その回答例が非常に参考になる
- 公務員試験の講師の中でもトップクラスに信頼できる寺本康之先生の面接ノウハウが詰まっている。
- 面接の参考書の中では個人的に圧倒的におすすめ
- デメリット:特になし
できるだけその参考書の良くない点も紹介しようと思っているのですが、この記事でいくつか参考書を紹介している中で、唯一デメリットが特にないと感じる参考書です。
寺本康之先生の参考書は筆記など他の分野でも非常に完成度が高く、この参考書も例にもれずおすすめできるものとなっています。
面接では、ありきたりな回答になるのも良くはないのですが、オリジナルを追求しすぎると構成がわかりにくくなったり、「面接官に万人受けする回答」からは離れてしまうので、ここが回答作成の難しいところだと考えています。
この参考書であれば、フレームに沿って回答を作るのでわかりにくい構成になることもなく、かつそのフレームの内容は自分で考えるので、ある程度オリジナル性も担保されます。
YouTubeに本書の解説動画も上がっているので、移動時間などにもわかりやすく学習することができます。
独学の方はもちろん、予備校に通っている方にも自信をもっておすすめできます。
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論文試験のおすすめ参考書も1つだけ!
論文についても、参考書は1冊で十分かと思います。
1冊の参考書を参考にしながら、自身で調べながら答案を10テーマ以上作っていく形が良いかと思います。
論文の参考書も、優れた参考書は多いですがその中でも個人的にはこれ一択かなと考えています。
寺本康之の小論文バイブル
- わかりやすい構成と評価されやすい回答例
- 36の頻出テーマを網羅しており、テーマ選定も直近の出題傾向に沿っている
- おすすめ参考資料として、各テーマの自治体や国の取り組み例が紹介されている
- デメリット:受験先ごとに回答を改良する必要はある
こちらも面接の参考書で紹介した参考書と同じく寺本先生の参考書になります。
36テーマについて、すべて同じわかりやすい構成で回答例と書き方が記載されており、論文初学者から2冊目の方まで、幅広く使いやすい参考書という印象です。
それぞれのテーマについて、回答例の他に構成やポイント、参考資料が用意されており、情報量としても十分です。
論文の参考書の中では最もおすすめできる一冊です。
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おまけ:公務員試験のSPIのおすすめ参考書
SPIの参考書については、以下の記事で詳しく解説しています。
簡単に言えば、以下の参考書が最もおすすめです。
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おすすめ参考書まとめ
- 筆記については、受験先別なら「科目別・テーマ別過去問題集」を、科目別なら用途に合わせて選ぼう!
- 面接の参考書は、「寺本康之の面接解答大全」がおすすめ!
- 論文については、「寺本康之の小論文バイブル」がおすすめ!
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この記事が、公務員試験の参考書で悩む皆様のお役に立てれば幸いです。
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