公務員ラボへようこそ。
社会科学は公務員試験の中では簡単な部類に入ります。
ただ、範囲は広いので勉強法を工夫しなければ安定して得点源にすることはできません。
そこで、LEC模試で全国2位をとり、特別区や国家一般など多くの公務員試験に上位合格した私が、実践していた勉強法と参考書をまとめて紹介します。
目次
公務員試験の社会科学は、専門とかぶるから対策不要?
「公務員試験で社会科学は専門と範囲がかぶるから対策しなくていい」って聞いたことありませんか?
実際それで合格した人もいるので、一見正しそうに見えますが・・・
社会科学はしっかり対策すれば7割は安定してとれる
ただ私の経験から言うと、専門対策のみでもそこそこ得点は出来ますが、安定した得点源にはなりません。
社会科学は専門試験でいうと、憲法・ミクロ・マクロ経済などと範囲がかぶるんです。
そのため専門の勉強をしてれば、6割くらいはとれるかもしれません。
たまたま専門の範囲にかぶる問題ばかり出れば、全問正解することもあります。
社会科学は易しめの科目なので、安定して7割とりたいところ。
専門ありの場合、時間に余裕がない受験生以外は、社会科学の勉強もしてください。
社会科学は勉強法次第ではコスパが良い科目で、短い勉強時間で安定した得点源になり得ます。
時間がなければ専門でカバーするのもアリ
専門の対策をしていれば、社会科学の対策は「必須ではない」のも一応事実です。
試験までの長期計画を立て、優先順位を決めて、余裕がありそうなら勉強してくださいね。
公務員試験の勉強する順番については、以下でまとめてますので、気になる方は読んでみてください。
公務員試験の社会科学の勉強法【7割安定】
ここまでで、社会科学の勉強をするかどうかで、他の受験生と差がつくことは理解いただけたかと思います。
ただ、社会科学はメイン科目ではないので、最低限の勉強時間で確実に7割以上をとりたいところです。
7割を固くするために私が実践していた勉強法と、選ぶべき参考書を紹介していきます。
効率的な勉強法「正文化」で社会科学7割
社会科学の勉強法は、公務員試験では鉄板となりつつある「正文化」で決まりです。
「正文化を初めて聞いた」、「詳しいやり方がわからない」という方は以下の記事で正文化のやり方をまとめたので是非ご覧ください。
この勉強法は、単純暗記で簡単に攻略できる社会科学との相性が非常に良いので、是非試してみてください。
勉強法としては以上で、社会科学は特に使う参考書・問題集が大切になってきます。
社会科学のおすすめ参考書と問題集【一択です】
社会科学では、使うべき問題集と参考書は決まっています。
特に問題集は、スー過去などと比べるとそこまでメジャーではないんですが、絶対に使ってほしい問題集です。
私が教養で全国6000人中2位をとれたのは、この問題集のおかげでもあると思ってます。
問題集はスー過去より絶対にこれ!
問題集に関しては、「スーパー過去問ゼミ」や「クイックマスター」を使う方も多いかと思います。
その2冊も良い問題集ではあります。
ただ、最低限の対策で7割を安定させるには「過去問ダイレクトナビ」という問題集がずば抜けておすすめです。
以下に貼るリンクからサンプル画像を見て頂ければわかりますが、この問題集は、既に赤文字で正文化がしてあるものになります。
先ほど紹介した正文化という勉強法は、元々効率の良い勉強法なのですが、それを更に加速させることができるんですね。
社会科学だけでなく様々な科目でこの参考書があったおかげで、私は上位合格することができたと思ってます。
正文化の手間を減らし、効率最重視の勉強をしたい方はこの「ダイレクトナビ」で勉強してください。
好みによっては一応、スー過去やクイマスもOK
ただ、「スー過去」や「クイマス」では効率が良くないというわけではありません。
「自分で書いて正文化した方が覚えられる」「他の科目でスー過去やクイマスの様式に慣れているから使いやすい」という方もいるので、好みで選んでOKです。
少しでも時間を短縮したい公務員試験で、これは非常に画期的な問題集ですからね。
なお、数的などの科目は節約のために何年か前のものを中古で買うのもアリですが、時事的な側面のあるこの社会科学は絶対に最新版を購入してください。
参考書は補助として使おう
社会科学の参考書は、問題集のみでもOKです。
ただ、正文化をしながら、たまに参照する用に手元にもう一冊参考書を置いておくと更に効率的に暗記が進みます。
使い方としては、関連事項を参照してつながりで覚えたり、覚えにくい時に補助に使うくらいにしてください。
参考書を買うのであれば、おすすめは「公務員試験 社会科学ザ・ベスト+」という参考書です。
この参考書は非常にかみ砕いて書かれおり、著者の「受験生が少しでも覚えやすいように書こう」という気持ちが感じられます。
暗記の手助けとしてこれ以上の参考書はないかと思います。
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教養のみでは社会科学を得意科目にすべき
専門のみで受験する人には「優先順位を決めて、可能であれば勉強してください」というお話をしました。
逆に教養のみで公務員試験を受験される方は、この社会科学という科目を武器にしていただきたいです。
少なくとも、苦手な状態で本番に臨むことはなんとか避ける必要があります。
範囲が狭いことから、他の受験者も十分に対策をしてくるので、受験先によっては平均点が6割以上になることもあります。
教養のみの公務員試験は7割が安心できるラインなので、社会科学も安定して7割以上がとれるように対策する必要があります。
少し脅かしてしまいましたが、社会科学は公務員試験の中でも易しめで、勉強時間も短く済むので安心してください。
ここで紹介した問題集と勉強法を実践すれば7割は簡単にとれます。
ちなみに、この科目は教養試験で言うと「時事」と深く関連しています。
社会科学の勉強をすることが時事の対策になり、その逆もまた然りです。
そのため、時事の対策は念入りにやっておきましょう。
社会科学のおすすめ参考書・勉強法まとめ
- 専門ありの受験生も、社会科学の勉強はした方が良い。ただし、他の科目の進捗状況次第!
- 教養のみで受験する人は、社会科学は安定した得点源にする必要アリ。
- 「正文化」を使って、最短最速で得点を伸ばしていこう!
- おすすめ問題集は「過去問ダイレクトナビ」、参考書は「ザ・ベスト+」
専門ありの方・なしの公務員試験それぞれ、社会科学の勉強法で意識すべきことを書きました。
ただ、どちらにせよ使うべき参考書・勉強法は変わりません。
正文化と「ダイレクトナビ」で対策し、合格までの最短経路を突っ走りましょう!
この効率重視の勉強法なら、社会科学を最短最速で攻略できるはずですよ。
何度も言いますが易しい科目なので、7割はとれるようになりますからね。
以下の参考書・問題集は公務員試験の社会科学に特におすすめで、私も実際に使用して上位合格することができたので、是非試してみてください。
このサイトでは他にも、公務員試験で複数上位合格した現役講師の私が、筆記・面接・論文について解説しています。 公務員試験に必要な情報は全てここに詰まってるので、是非見ていってください。