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目次
公務員試験で時事の勉強はいつからする?
時事の勉強はいつからすべきか。
結論から言うと、2月か3月に始めましょう。
というより、基本的に時事の参考書の発売日は2月前後なので、それ以降しか勉強できないのです。
当然、参考書は最新のものでないと意味がないですから。
ちなみにいつから勉強を始めるかに関して、受験先によってはもっと後でも全然OKです。
公務員試験ごとの「いつから時事の勉強を始めるかの目安」は以下の通りです。
- 国家総合職・特別区・裁判所→2月~3月上旬
- 国家一般職・国家専門職・地方上級→3月~4月
- 市役所(B日程)→5月~6月上旬
- 市役所(C日程)→7月~8月上旬
これを見た方は「本当にそんなに直前で間に合うの?」と思うかもしれませんね。
「効率の良い勉強法・参考書を選べば、直前からでも十分間に合う」というのが私の答えです。
なぜなら、公務員試験の時事は完璧を目指さなければ短時間での勉強でも十分得点を伸ばせるからです。
正しく勉強すれば、一定ライン(7割から8割程度)の得点率まではそれほど苦労しないと思いますが、そこから更に点数をとろうとすると途端に難しくなります。
その理由は、詳しくは後述しますが、非常に範囲が広い科目だからです。
とりあえずこの項目で私が皆さんに伝えたいことは、
年末くらいになると「時事の勉強いつからやろうかな」と不安に思い始める方がいますが、「その時期は悩む時間を別の勉強に使ってほしい」ということです!
時事はいつからいつまでのニュースが出題?
時事は、どういった分野のニュースから出題されるか、いつからいつまでのニュースから出題されるかといった出題範囲が全く明らかにされてない異質な科目です。
ただ、過去問からある程度の頻出分野と、いつからいつまでのニュースが出題されるのかを推測することはできます。
まず分野に関してですが、本当に様々な分野から出題されます。
政治や経済といったお堅い系の分野から、スポーツまで、幅広く出題されています。
次に、出題される範囲はいつからいつまでかということですね。
仮に2023年5月1日が試験日だとしたら、2022年5月から2023年4月までの勉強をしておけば良いわけです。
では、それより前や後は全く出題されないのかというと・・・
まず、これより後は出題されないといっても良いでしょう。
試験の1か月前には基本的に問題を作り終えていなければならないからです。
次に、これより前(1年以上前)の問題ですが、
公務員試験によっては,大きいニュースであれば出題されます。
ただ、基本的に1年以上前のニュースからの出題は少ないです。
なにより1年以上前のニュースでも出題されるようなビッグニュースであれば、時事の参考書には載っているはずなので、心配はいりません。
結局、時事の範囲で問題となるのは、時事の参考書の発売日後(=参考書に載っていない範囲)のニュースであっても、試験の1か月前までであれば出題されてしまうことなんですよね。
この範囲から出ることは多くありませんが、参考書を使った勉強ではカバーできませんので、ここをどうするかについては、この記事の最後に書こうと思います。
公務員試験の時事のおすすめ参考書【速攻の時事?】
「公務員試験の時事の参考書は、速攻の時事で決まりです」
こんな感じの言葉、公務員試験の受験生なら1回は聞いたことがあるはず。
そこで、自分に合った参考書を見つけようと思い、一通り他の参考書にも目を通してみました。
また、受験した年以降は参考書ごとの「的中率」も分析してきました。
その結果としては、
- 公務員試験 速攻の時事(実践トレーニング編と併用)
- 公務員試験 時事問題総まとめ&総チェック
- 東京都・特別区のパーフェクト時事(都庁or特別区受験生向け)
以上の3つから自分に合ったものを選ぶといいと思います。
どれも非常に完成度が高いです。
「自分に合ったものを選べと言われてもわからない」という方のために、それぞれの特徴を書いておきます。
おすすめ参考書①「公務員試験 速攻の時事」
- とにかく簡潔でわかりやすい内容
シンプルで図や表もありますが、基本的には簡潔で、視覚的にわかりやすくなっています。
人にもよる部分ではありますが、自分にとっては簡潔で暗記がはかどる内容でした。
- 「速攻の時事 実践トレーニング編]がある。
予想問題による問題演習がないことが速攻の時事の唯一の弱みでしたが、「速攻の時事実践トレーニング編」が出版され、解消されました。
予想問題の数がかなりあるので、実践トレーニング編をメインに使い、正文化で勉強することもできるようになったんです。
- 公務員試験の時事で最も有名な参考書である
これって意外と重要だったりします。
大多数が使っているものと別の参考書を使うのが精神的に不安になる方って割といるので。
その不安って案外間違ってなくて、本番で速攻の時事に載っていない内容が出ても「これは皆解けないから大丈夫だな」って思えるんです。
- 非常に高い的中率
受験生はここが最も気になる所かと思いますが、時事の参考書ではトップクラスの的中率を誇ります。
特に裏表紙にある「出題予想ベスト10」はしっかり当ててくる印象ですね。
以上のことから、「問題の中で覚えたい」という方や、「皆が使っている参考書を使いたい」方には速攻の時事をおすすめします。
問題作成者としては単純に「勉強をしっかりしてきた人」を採りたいわけで、速攻の時事を使っていようがいまいが関係ないです。
事実、毎年しっかり的中していますからね。
やはり最も有名なだけあってクオリティ・的中率は非常に高く、必要な知識に絞って簡潔に覚えたい方や、迷った方には「速攻の時事」がおすすめです。
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おすすめ参考書②「公務員試験 時事問題総まとめ&総チェック」
旧「公務員試験時事コレ1冊」という参考書ですね。
こちらも非常に有名な参考書なので、紹介しておきます。
- 発売日が非常に早い
1月中旬~下旬には発売するので、時事の参考書の中ではトップクラスに早いです。
試験日程の都合などで「どうしても早めに対策したい」という方にはおすすめです。
- Web動画によるフォロー
こちらもWeb動画によるフォローがあります。
これにより、最新のニュースまでカバーできるので、自身で直近のニュースを調べてカバーしなくてもOKになります。
これにより「発売日が早いので最新の時事が薄い」というのをカバーできますね。
- TACの授業との互換性
TAC出版なので、内容は多少被っています。
TACに通っていて時事の授業を受けている方は、補助として使っても良いかと思います。
- 的中率も高め
この参考書は「的中率が悪い」と言われている口コミも見られたんですが、個人的にはそんな印象はないです。
TACはさすがの情報量でもあり、2022年からタイトルも変わって内容も一新されるので、的中率に関しても十分だと感じます。
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おすすめ参考書④「東京都・特別区のパーフェクト時事」
- 公務員試験の中でも都庁・特別区の時事に特化した内容
都庁・特別区の時事をしっかりリサーチしたうえで、頻出の分野に絞った参考書です。
この2つの試験種の的中率に関しては一番でしょう。
予想模擬問題もついており、特別区・都庁受験者には必携と言えます。
- 他の試験にもそこそこ対応できる
内容を見たところ、他の試験種での王道のテーマもある程度は記載されていたので、第2志望以下の試験でも最低限得点できるかと思います。
ただ、私の印象では「パーフェクト時事」に加え、他の受験先用に「速攻の時事」などの参考書を2冊目として使う方も多い印象でした。
- 少し発売日が早め
速攻の時事よりも1週間早いという程度ですが、都庁と特別区の試験日は割と早いので、「早く時事の対策を始めたい」という方もいるでしょう。
まあ冒頭で触れたように2月から始めても十分間に合うので、これはおまけ程度です。
「特定の公務員試験に特化した参考書がある」ってすごくラッキーで、使わない手はないので、都庁・特別区受験者には、強くおすすめします。
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公務員試験の時事対策の勉強法
最後に、時事対策の勉強法をまとめていきます。
- 参考書をメインに使った基本的な勉強法
- 問題演習をメインにして正文化を活用する勉強法
この2つに分けて紹介します。
私は後者の方で勉強しましたが、どちらでも合格点は取ることができるおすすめの勉強法なので、好みに合った方を選んでくださいね。
時事対策の基本的な勉強法
まずシンプルで基本的な勉強法を紹介します。
ほとんどの参考書がテーマ分けされていると思うので、1日何テーマ学習すると決めて毎日少しずつ進めていきましょう。
また、自分が興味のないことは中々覚えにくいと思います。
興味がなく覚えにくい分野は、ネットで検索をかけてその背景や小話などと一緒に覚えましょう。
以上のように、問題演習よりも参考書を眺めている方が覚えやすいという方にはこちらのシンプルな勉強法がおすすめです。
正文化を使った時事の勉強法(速攻の時事のみ)
「問題の中で覚えたい」という方は、以下の「速攻の時事 実践トレーニング編」を使って、公務員試験では王道の勉強法になりつつある正文化によって覚えてしまいましょう。
正文化を知らなかったという方は、以下でまとめてますので参考にしてください。
非常に効率の良い勉強法です。
ただ、気を付けるべき点があります。
まあ、時事に関しても5~6割はとれるので、時間がなければそれだけでも結構です。
むしろ時間がない方には、これが最短最速の勉強法ですのでおすすめできます。
ただ、7割以上を目指すのであれば、正文化で問題集をメインに暗記していきながら、関連知識も参考書身に着けていく必要があります。
なぜなら、「速攻の時事 実践トレーニング編」は過去問集ではないからです。
時事は性質上、過去問が役に立たないため、予想問題を使うしかないんです。
他の科目は過去問から同じような問題がバンバン出ますよね。
時事に関しては、いくら予想問題の的中率が高いとはいえ、過去問には勝てないんです。
そこでもし余裕があれば、
「速攻の時事」で関連事項などの知識を補充していく
という対策がおすすめです。
私は時事が非常に苦手でしたが、この形で対策して7割以上は安定してとれるようになりました。
おまけ:参考書の出版日以降のニュースはどうやって勉強する?
「参考書の出版後でも、試験の1か月前までのニュースからは出題される」ということはこの記事で申し上げました。
参考書に載っていないなら、どうやって対策すれば良いのでしょうか。
ニュースを見たり新聞を読むのが習慣になっていればもちろん続けましょう。
ただ、いきなりそういった習慣を身に着けようとしても、見てるだけ・読んでるだけで暗記することなんて中々できません。
覚えやすい興味のある分野のニュースを見るくらいはすると良いですが、それ以上やるくらいなら他の科目に時間を使いましょう。
つまり、ニュースや新聞で時事の対策をすることは明らかに効率が悪いのです。
なので、参考書出版後の時事は基本的に捨てましょう。
何度も言っているように、時事は完璧を目指してはいけない科目ですから。
公務員試験の時事対策の勉強法・参考書まとめ
- 時事は満点ではなく7割以上を目指す方が効率的!
- 時事対策は2月以降でも十分間に合うので安心してOK
- 参考書は「とりあえず速攻の時事」でなく、第一志望や自分の勉強法にあったものを選ぼう!
- 時事でも正文化は十分使えるが、従来の基本的な勉強法も選択肢!
簡単にまとめると、以上がこの記事で私が言いたかったことですね。
ところで・・・時事って難しくないですか?(笑)
悩んだからこそ、参考書や勉強法について「これ一択です」でなく、読んだ方が自分に合った方法にたどり着けるよう、複数の選択肢を提示しました。
あの頃の自分と同じように、時事が苦手で、勉強法で悩んでいる方の一助になったら幸いです。
以下の参考書・問題集は公務員試験の時事対策に特におすすめで、私も実際に使用していたので、是非試してみてください。
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公務員試験に必要な情報は全てここに詰まってるので、是非見ていってください。