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公務員試験で思想・文学芸術はサブ科目なので、捨てるか対策するか迷う方もいると思います。
教養の模試で全国2位をとり、特別区や国家一般など多くの公務員試験に上位合格した方法なので、是非参考にしてみてください。
目次
公務員試験で思想を捨てるのはナシ!
思想は倫理に似た科目で、国家一般や国税、特別区などで出題される、文学・芸術よりも重要な科目です。
ただ、公務員試験で思想は勉強すべきです。
なぜなら思想は文学・芸術とは真逆で、覚え方や使う参考書を間違えなければ超コスパの良い科目だからです。
範囲が狭いうえに難しい問題も出にくいので、少し勉強するだけで安定して得点できます。

直前でも構わないので、公務員試験で思想は勉強する方針でいきましょう。
では、ここから具体的な覚え方や使うべき参考書を解説していきます。
思想に関しては「しっかり勉強したい方」と「時間に余裕がなく最低限の対策で済ませたい方」にそれぞれ別の参考書と勉強法を紹介します。
思想の覚え方と参考書【しっかり勉強したい方】
覚え方・勉強法に関しては、公務員試験の主流になってきている「正文化」を使いましょう。
正文化については、以下の記事で詳しくまとめてますので、まだこの正文化の記事を読んでいない方はご覧ください。
ちなみに参考書は「公務員試験 過去問ダイレクトナビ」で決まりです。
問題の選定や解説のクオリティも高いですが、なにより既に正文化がされてる参考書で、使う人が多い「スー過去」よりこちらが圧倒的におすすめです。
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ちなみに「ダイレクトナビ」の思想は2014年度版までしかなく、現在は思想が「ダイレクトナビ」の日本史と世界史のそれぞれに分かれて収録されてます。
思想は時事的な科目ではないので一応、多少古くてもこの1冊で対策してしまうのもOKです。
最新版で対策したい方は、以下の2冊を両方購入しましょう。
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人文科学の記事でも解説しましたが「ダイレクトナビ」は日本史・世界史でも使うべき参考書なので、買っておいて損はないかと思います。
上記の記事で紹介されている「正文化」という勉強法と「過去問ダイレクトナビ」を組み合わせて勉強すれば、思想は間違いなく武器になるでしょう。

ちなみに勉強範囲に関してですが、この勉強法を選ぶ方は時間に余裕がある方なので、頻出範囲だけではなく「ダイレクトナビ」を全範囲学習して、確実な得点源にしていきましょう。
思想の覚え方と参考書【最低限】
時間に余裕がある方以外はこちらの「最低限の勉強法」がおすすめです。
人文科学や社会科学などと違い、余裕がない方が無理に時間をかける必要はないですからね。

参考書は「光速マスター」がピッタリ
こちらの方は、「公務員試験 新・光速マスター人文科学」という参考書を使いましょう。
思想の中でも頻出分野に絞った内容でまとめられている参考書です。
思想を時間をかけずに対策したい方には最も優れています。
あの「スー過去」に準拠したテーマ構成で作られており、頻出範囲を短期間でまとめて対策できることから、思想対策では最も使われている参考書になります。
ちなみに、私もこの参考書だけで対策しましたが、割と安定して得点できました。
思想の勉強法と覚え方
問題演習は必要ありません。
私も「光速マスター人文科学」で勉強しましたが、今振り返っても、まさに必要十分な内容だったと思います
思想の頻出分野は・・・?
思想にはこれといって、全試験種で共通する頻出分野というのはありません。
「光速マスター」なら全範囲やっても「過去問ダイレクトナビ」をやるより更に時短できるので。
ただ、「少しでも他の科目に時間を割きたい」「本来思想なんて勉強している余裕はない」という受験生はもちろんいるでしょう。

頻出分野はなくても、今年の出題分野は予想できる!
思想は、大きく分けると東洋思想と西洋思想という2分野しかなく、どちらが頻出分野というのはあまりありません。
もちろん受ける公務員試験にもよるので、あくまで最終手段です。
確実に点数を取りたい方は全範囲勉強してくださいね。
まず、自分が受ける公務員試験に関して、思想の過去何年かの出題傾向を見てください。
時々連続で出ることはあっても、基本的には東洋思想と西洋思想が交互に出てませんか?
(試験種によっては全く交互じゃなかったりするので、残念ながらその受験先の出題予想はできません。)
良く言われることですが、思想に限って言えば「去年東洋思想が出てるから、西洋思想を勉強しよう」という技が通用するんです。
本当に時間がない受験生にとっては、思想はヤマを張る価値ありだと思います。
もちろん時間があるのなら全範囲やってほしいです。
ただ、どうしても全範囲出来ない受験生は、思想を捨てるのはやめて、「今年出そうな範囲を勉強する」のもありなんじゃないかなと、個人的には思います。
公務員試験で文学芸術は捨てるべき?
文学芸術に関しては、出題される公務員試験は地方上級と市役所のみ。
地方上級と市役所の志望度が高い人以外は、捨てていいと思います。
文学・芸術は突き詰めれば奥が深い科目なので、勉強したとしても中々安定した得点はできません。
- 地方上級の全国型or中部・北陸型が第一志望で、時間に余裕がある受験生
全国型or中部・北陸型に限定したのは、全問必須回答だからです。

文学・芸術の覚え方・頻出分野【最低限】
文学・芸術に関して、捨てた方が良いとは言いましたが、具体的な勉強法や範囲の絞り方といった情報が少なくて困っている方がいるかもしれませんので、少し紹介します。
勉強法は思想と同じでOKなのですが、思想のように「今年出そうな分野」を予想するのは難しい科目なので、勉強すべき頻出分野だけまとめておきますね。
使う参考書は同じく「光速マスター」がベストです。
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文学の頻出範囲
まず、文学に関して、西洋文学の出題も以前より増えてはいますが、やはり基本的には日本文学の頻出分野という印象です。
そのため、日本文学のみ勉強しましょう。
西洋文学に関しては、まだまだ頻出分野とはいえないので、捨てましょう。他の科目に時間を使った方が良いです。
芸術の頻出範囲
次に芸術に関して、まず音楽は捨てましょう。
美術の分野は、日本史や世界史の文化史と被っている頻出部分が多いので、日本史・世界史の勉強をする際に文化史の勉強に力を入れるのが良いと思います。
美術も突き詰めると膨大な量になるので、深入りするのは好ましくないかと思います。
効率の面から考えると、以上の頻出範囲に絞った覚え方がベストでしょう。
思想・文学芸術の覚え方・頻出分野まとめ
- 公務員試験で文学・芸術は原則捨て科目だが、勉強したい方は頻出範囲に絞った覚え方で攻略!
- 思想をがっつり勉強したい方は、「ダイレクトナビ」を使って、「正文化」で確実な得点源にしていこう!
- 頻出部分のみ思想の勉強をしたい方は、「光速マスター人文科学」を使って、最低限の知識を覚えよう!
- どうしても時間がないという方は、今年出そうな分野を過去問から予測できれば、その分野のみを勉強しよう!
思想・文学芸術は、マイナーな科目です。
私が受験生の頃は「思想は光速マスターを使おう」とか「文学・芸術は捨てよう」くらいしか情報がなく、少し大変な思いをしました。
そこで、このマイナーな3科目に関して、時間に余裕のある方・そうでない方それぞれに向けてまとめてみました。

繰り返しになりますが、思想は非常にコスパの良い科目なので、本当に時間がないという方は、せめて今年出そうな範囲だけでもやっておいて下さいね。
思想も文学芸術も、頻出分野がまとめられている「光速マスター人文科学」や「ダイレクトナビ」が特におすすめの参考書なので、是非試してみてください!
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