【地方上級のミクロ・マクロ経済学】対策・参考書・頻出分野を合格者が解説【難しいが捨てるのはNG】

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受験生A
地方上級の経済学に特化した対策や参考書を知りたいです!
受験生B
地方上級の経済学の頻出分野はどこなんだろう。
受験生C
地方上級の経済学が難しいんだけど、捨てるのはだめなのかな・・・


コムオ
こういった皆様のお悩みに、元公務員の現役予備校講師のコムオがお答えします。
地方上級では経済原論(ミクロ経済学・マクロ経済学)が多く出題されます。

地方上級の経済学は難易度が高いので、頭を悩ませる受験生も多いでしょう。

この記事では、そんな地方上級の経済学の特徴から効率的な勉強法・参考書まで、地方上級の経済学対策を「全て」教えます。

地方上級の経済原論の難易度:非常に高い

悩む公務員女性

地方上級では、経済原論の難易度が高いと言われており、例年難易度の高い文章問題が何問か出題されています。

では、他の公務員試験と比較するとどの程度の難易度なのでしょうか。

個人的には、公務員試験の中でもトップクラスの難易度だと思っています。

経済学に限って言えば国家総合職並みに難しい問題も頻出ですし、難易度は非常に高いです。

ただ、そんな難しい経済学ですが、捨てるのはNGなんです。


難しいからと言って経済学を捨てるのはNG!

NGスタンプ

地方上級の経済原論の出題数は以下の通りです。

  • 全国型では9問
  • 関東型では12問
  • 中部北陸型では8問


かなり多くなっていますね。

 この出題数の科目を捨てると、かなり合格は厳しくなります。


それに、地方上級では他の専門科目も決して簡単ではないので、経済学を捨てて他で得点できる保証もないですしね。

なので、経済学が苦手な方でも基本的に捨てるのはNGです。

 

地方上級の経済原論の頻出分野

人の手とチェックマーク

地方上級の経済学には明確に頻出分野が存在します。

そこを重点的に勉強することで、確実に周りに差をつける勉強法を心がけましょう。

地方上級におけるミクロ経済学・マクロ経済学の頻出分野は以下の通りです。

地方上級のミクロ経済学の頻出分野

  • 消費者理論(最適消費、価格弾力性)
  • 生産者理論(最適労働供給)
  • 市場理論(完全競争市場、不完全競争市場)
  • 市場の失敗(外部効果、公共財、費用逓減産業)
  • 国際貿易理論


頻出分野がかなり多くなってしまいました(笑)

地方上級のミクロ経済学は、割と満遍なく出題される印象ですね。

ちなみに、消費者理論の「最適消費・価格弾力性」はこのなかでも最頻出なので、しっかりと対策しておきましょう。

 

地方上級のマクロ経済学の頻出分野

  • 国民所得の決定【最頻出】
  • GDP
  • IS-LM分析・AD-AS分析

地方上級のマクロ経済学では、この3つの分野が頻出です。

ミクロ経済学と違い、頻出分野は割とはっきりしている印象です。

国民所得の決定については、過去問を見ていても出題される年が多いので、力を入れて対策しておきましょう。

 

地方上級のミクロ・マクロ経済学対策と参考書

経済学の得点アップ

それでは頻出分野を把握してもらったところで、最後に地方上級のミクロ・マクロ経済学の勉強法とおすすめ参考書を紹介します。

時間の余裕がある方・そうでない方向けに2パターン紹介していくので、自分に合った勉強法を選んでくださいね。

 

1.地方上級に特化してしっかり対策をしたい方向け

時間にある程度余裕があり、かつ地方上級の志望度が高い方向けの勉強法です。

対策は非常にシンプルです。

まず、以下の記事の勉強法でスー過去を一通り学習してください。



ここで、スー過去をやる中でも上記の頻出分野を意識しつつ、分野ごとにメリハリをつけて対策を行うようにしましょう。


そして、スー過去を一通りマスターしたところで「地方上級過去問500」に載っている地方上級のミクロ・マクロ経済学の過去問を全てやっておいてください。

これは非常に重要なステップです。


地方上級の経済学は難易度が高いだけでなく独特の出題も多いので、正直「過去問を解きまくる」よりも効率的な勉強法はありません。

地方上級に特化してミクロ・マクロ経済学の対策している人は意外と少ないので、ここまでやれば確実に差をつけられます。

ただ、地方上級の経済学はとても難しいので、それでも解けない問題は出てくると思います。

そんな問題は、ぶっちゃけ誰も解けてません(笑)

なので、その時は迷わず捨てていいですからね。

 

「ここまで地方上級に特化した対策はしなくても良い」という意見はありますが、私は「時間に余裕があればやっておくべき」だと思っています。

確実に周りに差をつけることができますからね。

 

 

2.時間がなく、スー過去だけで最低限の得点を確保したい方向け

次に、「時間の余裕がないor地方上級は併願先として受験する]」という方向けの勉強法です。


先ほども紹介したこの記事の勉強法で、スー過去を一通り学習してください。


スー過去で星3の問題は難しいのでやる必要はありませんが、こちらも上記の頻出分野を意識しつつ、分野ごとにメリハリをつけて対策を行うようにしましょう。


以上です。

 

「え、これだけで本当に地方上級の経済学を攻略できるの?」と思われる方もいるかもしれませんね。

その答えは、Noです。

地方上級の経済学は難しいので、これだけでは攻略することはできません。

 


ただ、難しい問題でわざわざ得点する必要ってないんですよね。

地方上級の経済学でも基本~標準問題は割と出題されるので、そこだけとれれば十分なんです。

なので地方上級の経済学は「時間がない人は特別な勉強をしなくてもOK」なんです。


先ほどリンクを貼ったミクロ・マクロの記事でも解説しましたが、正直地方上級の難しい問題を解ける受験生は少ないからです。

地方上級の模試を受けて、問題別正答率を見てもらえればわかると思います。



地方上級のミクロ・マクロで最低限やっておくべきことは一つだけです。

応用問題は出来なくても良いので、皆ができる問題を解けるようにしておいてください。

 6割取れれば合格できる公務員試験において、時間の余裕がない人は、他の受験生の正答率が低いところに時間をかける必要はないんです。



なので、併願先として地方上級を受ける場合や時間に余裕がない受験生は、経済学は基本~標準問題で得点できれば十分ですよ。

地方上級のミクロ・マクロ経済学対策まとめ

  • 地方上級のミクロ・マクロ経済学は難しいが、捨てるのはNG!

  • 第一志望の方や時間に余裕がある受験生は、スー過去を終えた後に「過去問500」をやっておこう!

  • 併願の方や時間がない受験生は、頻出分野を意識しつつスー過去っを学習するだけでもOK!

 

地方上級のミクロ・マクロ経済学って本当に対策が難しいんですよね。

ただ、難易度が高い割に、地方上級に特化した対策を説明してるサイトは少ないです。

予備校の直前講座なんかはありますが、割と高いので独学の方は困りますよね。


地方上級のミクロ・マクロ経済学に関して、対策や参考書、頻出分野などの必要な知識は「全て」ここにそろってます。

何度も紹介してますが、併せて以下の記事も読んでみてくださいね。そもそもミクロ・マクロ経済学の勉強法について勘違いしている人も多いので。

 


では、この2つの記事を参考に、効率的にミクロ・マクロを攻略してください!


この記事が、地方上級のミクロ・マクロ経済学対策で悩む皆様のお役に立てれば幸いです。

この記事を読んでわからなかったこと、その他公務員試験に関して、公務員の仕事に関して、なんでも気軽に聞いてくださいね。

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