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結論:独学でも合格は可能だが、できれば予備校に行くべき
結論としては、「独学でも合格は出来るが、予備校に通う余裕があるなら通うべき」です。
理由はとてもシンプルで、以下の通りです。
- 独学のメリットは、金銭面以外ほぼゼロ
- 予備校に通うメリットは大きく、合格の可能性が上がることはあっても、下がることはない
かといって、お金に余裕のない方が無理に通う必要はありませんよ。
予備校に行ったからといって、飛躍的に合格に近づくわけではありませんからね。
どちらも経験した私の完全な体感なのであくまで参考程度ですが、予備校に通った場合、合格の可能性は大体5~10%くらい上がる印象です。(もちろん個人差はありますが)
独学だと合格の望みは50%程度だったAさんが、予備校に通うと55~60%になるといった形です。
では、その根拠をこれから説明していきたいと思います。
独学のメリット(=予備校のデメリット)
まずは、独学で勉強する場合のメリットを解説していきます。
裏を返せば、「予備校に通うことのデメリット」になります。
正直、独学のメリットは少ないですが、独学で合格している人もいるのは事実ですし、できる人は予備校に通わずとも第一志望の内定を手に入れています。
さて、独学のメリットは、一つです。
- 金銭的に圧倒的に安く済む
唯一のメリットですが、かなり大きなメリットですよね。
予備校に通うと安くても20万円以上の授業料がかかりますが、独学なら問題集や参考書代だけで済むので、2~3万円程度で済む場合もあります。
ちなみに・・・独学には以下のようなメリットも挙げられる場合があります。
- 通学の手間や時間が省ける
- 自分のペースで学習したい人や、授業よりも自習が好きな人には最適
ただ、予備校にはウェブ授業があるので、通学の必要はありませんし、自分のペースで受講もできます。
なので、独学のメリットは唯一にして最大の、「金銭面」ということなります。
予備校に通うメリット(=独学のデメリット)
続いて、予備校に通うメリットですが、これはかなり多いと思います。
裏を返せば「独学のデメリットが多い」ということになります。
独学でやっていくと決めた人は、このデメリットをわかったうえで、予備校との差を埋められるよう効率の良い対策を講じていけば、合格は十分可能ですので安心してくださいね。
私のブログでは、そういった「効率で差をつける」勉強法や面接対策を、これからも紹介していきたいと思っています。
予備校に通うメリットは、以下の通りです。
- 公務員試験専門の講師の授業が受けられる
- わからないことがあったら、すぐに質問ができる
- 面接や集団討論の練習ができる
- 情報戦に有利になる
- (必要であれば)受験を一緒に頑張るライバルや友人がつくれる
一つずつ解説していきますね。
公務員試験専門の講師の授業が受けられる
予備校の選び方次第では、非常に質の良い講師陣の授業が受けられます。
もちろん予習や復習次第ですが、講師の質によっては、独学でやるよりも効率の良い勉強ができるでしょう。
人によって「授業メインの勉強スタイル」と、「自習メインの勉強スタイル」の人がいるかと思いますが、前者の方にとっては大きなメリットでしょう。
わからないことがあったら、すぐに質問できる
これに関しては、先ほどの2パターンの勉強スタイル、どちらの方にとってもメリットになるでしょう。
授業でつまずいたところを聞くのはもちろん、自習で分からなかったところを聞いても答えてくれる講師が多いので、思う存分活用してやりましょう。

面接や集団討論の練習ができる
これは大きなメリットですよね。
ジョブカフェやハローワーク、民間就活イベントでも練習は出来るのですが、予備校の面接担当をしてくれる方は公務員試験専門の知識を持っています。
的確なアドバイスをもらいながら、何度も模擬面接・集団討論が練習できるのは大きいです。
本番の緊張感は段違いなので、予備校の模擬面接だけでなく、民間を併願して「本番の面接慣れ」をしておくことも必須ですよ。
また、民間を受けるのに抵抗がある人には、独自日程もおすすめです。
(必要であれば)受験を一緒に頑張るライバルや友人ができる
これは人によりけりですね。
私は、一緒に頑張る仲間ができたことは大きな収穫だったと思います。
予備校に行った日は毎日昼ご飯を一緒に食べていたのですが、ちょうど良い息抜きになっていました。
「馴れ合いになってしまう」と心配している人もいるかもしれませんが、皆大金を払ってきているので「合格したい」という気持ちは一緒です。
本気で頑張っている人が多いので、馴れ合いどころか良い刺激になると思いますよ。
情報戦に有利になる【重要】
これ、実は最も重要だと思います。
少なくとも、私は独学も経験したうえで予備校に入ったところ、「情報戦で有利になったのが一番の収穫だ」と思いました。
公務員試験の面接って「同じ受験先では同じような質問をされる」ことも多いんです。
そんな中で、過去の面接で聞かれたことがある程度わかるのは、とてもありがたかったです。
20万のうち10万くらいはこのために払ったと言っても過言ではありません(笑)

もしも・・・私が予備校に通っていなかったら合格できたか
これは私の推測ですし、「たらればなんて聞きたくない」という人は次の項目に飛んでもらって構いません。
ただ、受験生当時の私は気になってました。
実際、「合格できる人は、仮に予備校なしでも合格できるんじゃないか」と。
これに対する答えは誰もわからないわけですが、推測で答えてみたいと思います。
答えとしては、「予備校に通っていなくても合格は出来ていた」と思います。
「うぬぼれるな」と言われそうですが、私なりにしっかり考えたうえで出した答えです。
ただ、予備校に通った意味がなかったというわけではありません。
なので予備校なしでは、上位合格したり、受けた試験に全勝することはできてなかったでしょうね。
予備校に通うということは、それくらいの「大きくはないが確実な差」を生みます。
稀にですが、その差が「合格と不合格」という差を生むことになることもあるでしょう。
この差が「大きい」と思う方で、余裕がある方は予備校に行った方が良いと思います。
金銭的に厳しい方は、この「差」を理解したうえで、地道に頑張りましょう。
おまけ:予備校と独学の受験生の割合は?
最後に、合格者の中で「独学の人」と「予備校に通っていた人」の割合はどれくらいなのかを紹介したいと思います。
これも、私が受験生時代に気になっていたことです。
私の働いていた市役所では、予備校6割、独学4割程度の印象でした。
もちろん数えたわけではないので大体ですし、私の市役所以外で統計を取ったら多少結果は異なると思いますが、大体こんなものだと思って良いと思います。
この数字をどう受け取るかは人によって異なりそうですね。
少し予備校派の人が多かったですが、個人的には「予備校が少しだけ有利だが、独学でも十分合格は可能」だという証明になっているかと思います。
まとめ:予備校はできれば通った方が良い
- 独学の唯一にして最大のメリットは、金銭面!
- 予備校に通うことで、「情報戦に有利になる」を筆頭に多くのメリットがある!
- 予備校と独学では、「少しだが確実な差」が生まれるので、できれば予備校に通おう!
- 合格者の中で予備校と独学の割合は、6:4!
この「独学or予備校」という悩みは、多くの受験生が持っているものだと思います。
ただ、「経済的に余裕があれば予備校、なければ独学」というのが私の経験に基づく答えなので、あまり悩まずにそれに従って決めて良いと思います。
自分の状況に従って独学か予備校か、思い切って決めてしまいましょう。
- 予備校に通うと決めた方
有利になると言いましたが、少しだけですし、「上手く予備校を活用できた場合」に限っての話です。
予備校に通っただけで安心せずに、「予備校を利用して元をとってやる」という気持ちで、その状況を活かしていきましょう。
- 独学で勉強すると決めた方
もちろん、お金の余裕がない人が無理に予備校に通う必要はありません。
独学は簡単じゃありませんが、大きく不利になるわけではありませんからね。
その差なんて、効率の良い勉強を心がければ全然埋められます。
私も、これから独学の方向けの記事もいくつか発信する予定ですので、是非参考にしてくださいね。
この記事が、「予備校か独学か」で悩む皆様のお役に立てれば幸いです。
この記事を読んでわからなかったこと、その他公務員試験に関して、公務員の仕事に関して、なんでも気軽に聞いてくださいね。