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筆記試験の服装→男性・女性問わずスニーカーやジーパンもOK
公務員試験の筆記の服装は、男性・女性関係なく、派手過ぎたりしなければ構いません。
理由は受験者が多いので、全員分見ることに労力を割くのが難しいからです。
私自身リラックスして試験に望みたかったのでスウェットにクロックスという、非常にラフな格好で筆記試験に行きましたが、多少心配な方でもスニーカーやジーパンなら全く問題ないでしょう。
最高のパフォーマンスを発揮するために、「とにかく楽な格好で受ける」というのは大事だと思います。
私の記憶では、以下の筆記試験は全て上記の格好で行きましたが、浮くこともなく、合格もできたので何の問題もありませんでした。
- 国家一般職
- 国税専門官
- 裁判所事務官
- 特別区
- 県庁
- 市役所
なので、筆記試験では基本的に服装は見られていないと思って良いでしょう。
ただし高校生の服装は、筆記も面接も制服でも良さそう
これはあくまである自治体の話ですが、高卒の試験の場合は、筆記試験も制服で来る受験生が多いようです。
受験先によるので何とも言えませんが、筆記は私服でも構いませんが、浮く可能性もあるので制服で行っておくのが無難かと思います。
筆記・面接ともに、靴は派手でなければスニーカーでも良いという意見もあります。
これについては、私もスニーカーでも問題ないケースは少なくないと思いますが、確実なことは言えないので、できれば革靴を準備できるとベストかと思います。
筆記試験の服装に注意→小規模な市役所を受験する場合
確かに、私もここまで言ってきた通り「基本的には」公務員試験の服装は何でも良いんです。
その理由を、以下で解説します。
受験生時代に聞いた市役所人事のある言葉
私は受験生時代に「筆記試験の服装が本当に何でも良いのか」不安に思い、受験先ではありませんが、他市の人事をやってる知り合いがいたので聞いてみました。
「筆記試験の服装は派手すぎたりしなければ何でも良いのか」を聞いたところ、
「うちみたいな小規模な市の試験じゃないから、服装も見られないだろうし何でも良いと思う」という答えが返ってきたんです。
これを聞いて当時の私はラフな格好で試験に行ったわけですが、これは「小規模な市の試験だったら筆記の服装で減点される可能性もゼロではない」ともとれるんですよね。
そもそも服装が何でも良いと考えられている理由はいくつかありますが、その一つとして「受験者が多すぎて見る余裕がない」というのがあります。
小規模な試験であれば、この理由はなくなります。
まあそれでも、筆記の服装で減点する自治体なんてゼロか、ほとんどないと思います。
ただ、小規模な試験では「その可能性がゼロと断言はできない」ということだけでも頭に入れておいてください。
これはあくまでも個人的な印象ですが、一つの目安としては、受験者が30~40人以下の試験では服装に少し気を付けても良いでしょう。
では、小規模な公務員試験ではどんな服装が良いのかについて、軽く解説します。
小規模な市役所や町役場を受ける場合、最低限の節度ある服装で
かといって、スーツで行く必要はありません。
向こうもそこまでは流石に求めていませんし、逆にスーツで行くと浮く可能性もあります。
楽な格好で臨むというのも大事なので、本当に「最低限」の節度があれば良いでしょう。
サンダルとかスウェットは避けた方が良いですが、スニーカーでも問題ないという意見です。
チノパンやジーパンにスニーカーとかで行くのは全く問題ないと思います。
もちろん服装をメインに見る試験ではないので、とにかく「悪目立ち」しなきゃ余裕でOKです。
公務員試験の面接はスーツが原則
筆記試験では服装の自由度は高めですが、面接ではもちろんスーツを着ましょう。
リクルートスーツが基本ですが、ビジネススーツしか持っていない場合はそれでも問題ありません。
しかし、以下のことに注意してください。
スーツの色やストライプに関して
男性・女性関わらずスーツの色は以下の3色です。
- 黒(圧倒的に多く、最も無難)
- 紺(割と少ない。)
- グレー(最も少ない。明るいグレーは一応避けるべき。)
まあ黒が一番多いんですが、この3色ならどれを選んでも問題ないです。
次に、ストライプですが、念のため避けた方が良いです。
ストライプで減点されることはないと思いますが、ストライプのスーツを着てくる人は私の受験先では一人もいませんでした。
なので、結論としては「色は3色の中なら何でもOK、ストライプは一応避けよう」ということになります。
クールビズの場合、上着・ネクタイは本当に要らない?
夏にクールビズの指定があった場合になりますが、クールビズに従ってください。
クールビズの通知があって、上着やネクタイを着用しなかったからといって減点されることは絶対にあり得ません。
なぜなら、国家公務員・地方公務員はクールビズを推進する側だからです。
例えば、市役所では環境部がクールビズを推進し、職員のほとんどがノーネクタイ・ノージャケットです。
そんな中で減点されることはありえませんよね。
むしろ「なぜクールビズで来なかったのか」と質問された例もあるそうなので、当日が寒い日でない限りはクールビズに従うようにしましょう。
警察官採用試験の服装は?
最後に、警視庁 警察官採用試験の服装を解説します。
警察官採用試験の服装は、もし迷ったら「指定がない限り1次試験・2次試験共にスーツ(高校生は制服)」でOKです。
警察官の1次試験は、他の公務員試験とは違い、スーツを着てくるも一定数いるようです。
なので、少々窮屈かもしれませんが、スーツで行っても良いでしょう。
2次試験に関しては、面接試験を行うところはスーツでOKですが、体力検査のみで「動きやすい服装でお越しください」と記載がある場合は、スーツでなくて構いません。
公務員試験本番までにできれば準備しておきたい道具3選
最後に、公務員試験の本番が近い方に向けて、試験も実際に経験し、現在現役で公務員試験の講師をしている私が、当日のために事前に準備しておいた方が良い道具を紹介します。
マークシート専用鉛筆(消しゴム)
私は、鉛筆も消しゴムも「マークシート専用」のものを使っていました。
個人的な感想にはなりますが、少なくとも鉛筆に関しては、マークのしやすさで多少は違いが出るかなという印象でした。
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(できれば)予備の腕時計
腕時計については、当然持参する方が多いと思いますが、私はもう1本安い腕時計を買い、もし時計が壊れたり止まってしまったときに備えていました。
1500円程度の安いものでいいので、心配な人は準備しておくと安心かもしれません。
当日持参する軽い参考書
これはなんでもいいですが、以下の条件を満たすものがいいかもしれません。
- 軽くて小さめの参考書
- 直前まで伸びる暗記科目
- 完璧にマスターしたものよりは、少し不安要素が残る科目
ちなみに当日受験生の中で勉強している参考書として最も多いのは、速攻の時事です。
これは実際に会場に行ってみるとわかると思いますが、どの試験でも大抵は速攻の時事を勉強している人が一番多いです。
薄くて小さいので持ち運びしやすい上、時事は暗記科目なうえ範囲が全科目で最も広いので、当日の追い込みによる短期記憶で点数を伸ばせる科目というのもありそうですね。
私もこういった理由で速攻の時事と別冊の「実践トレーニング編」を当日の朝勉強していましたが、その中からその日に出題されたこともありました。
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公務員試験の服装まとめ
- 筆記試験の服装は何でも良いが、小規模な市役所や町役場を受ける場合、悪目立ちは避けよう!
- 面接のスーツは色は3色のうちどれでも良いが、ストライプは念のため避けよう!
- クールビズの指定があったら、ネクタイと上着はナシで行った方が良い!
- 警察官採用試験の服装は、指定がない限りは1次も2次もスーツでOK!
公務員試験の服装に関しては、この記事ですべて解決することを目標に書きました。
もちろん、受験先によって異なったり、年によっても多少は異なる可能性はあるのでご自身でも服装についてはしっかり確認しておく必要があります。
公務員試験前にはもう一度この記事を見直して、服装に関してチェックしてみてくださいね。
このサイトでは他にも、公務員試験で複数上位合格した現役講師の私が、筆記・面接・論文について解説しています。
公務員試験に必要な情報は全てここに詰まってるので、是非見ていってください。