公務員ラボへようこそ。
面接マナーについては、予備校やネットで多くの情報を得られる時代です。
でも逆に情報が豊富すぎて、覚えるのに時間がかかってませんか?
ただ、それでは本番で頭が真っ白になったときに、「最低限どのマナーを意識すればいいのか」がわからなくなってしまいます。
それだけは避けたいですよね。
それで最悪の事態は防げるはずです。
目次
即減点!? 特に守るべき面接マナー3つ
まず最初に、これだけは絶対に守ってほしいマナーを書いていきます。
「当たり前のことじゃん」って思うような内容ばかりですが、本番になると忘れてしまう人もいます。
本番で頭が真っ白になっても、これだけは気合で思い出してください(笑)
というのも、面接官にもよると思いますが、この辺りは即減点されたり、印象がグッと下がる場合も多いんです。
なのでこの辺りは、無意識にできるレベルで体に染みつかせてください。
大きな声で・適度な速さで話す
これが最も多いです。
自信がなさそうに小さな声で話したり、緊張して話すスピードが速くなると、面接官は「頑張って聞かなきゃいけない」状態になるんです。
なので印象も悪いでしょうし、おそらく多くの試験で減点対象です。
特に話すスピードに関しては、本番では緊張して早くなってしまう人が多いです。
それを防ぐためには、以下の記事で解説したように「誰よりも面接練習を繰り返す」ことが重要です。
ゆっくり喋ることを意識して練習しておきましょうね。
身だしなみはしっかりと!
これは当然ですね。
- 時計を付けていない
- 髪が乱れている
- 服装が乱れている
この辺りが多いですね。
髪や服装は、おそらく家ではきちんとしてきたものが、会場に着くまでに乱れてしまったんでしょうね。
これも面接評価シートの中に、「身だしなみ」という項目があることも多いので、減点されてしまうこともあるでしょう。
「少し髪や服装が乱れてたり、時計しなかっただけで減点!?」と思うかもしれませんが、身だしなみは皆が気を付けるので、基本的に減点は少ない項目ですよね。
そのため、少し間違いがあっただけでも減点されてしまうんです。
「どうぞ」と言われてから席に座る
これも当然なのですが、勝手に座ってしまう受験生をみたことがあります。
入室直後なので、緊張がピークの状態なんですよね。
ここでミスをした受験生は、ミスに気が付いて最後までこのミスを引きずってしまう人もいるでしょう。
減点の可能性はありますが、それだけで不合格になるようなミスではないのに、引きずってしまってその後の受け答えにも影響してしまうのはもったいないです。
これに関しては緊張で忘れてしまわないように、控室などで面接直前に復習しておくようにしましょう。
人によっては気にする!出来れば守りたい面接マナー3つ
次に、面接官次第では減点もあり得るマナーを紹介してきます。
厳しい人から緩い人まで様々な面接官に当たることを想定して、身につけておいた方がいいでしょう。
敬語は正しく使う
これは露骨に間違えなければ大丈夫です。
正直、人事課を含め、公務員でも敬語を多少間違えている人はいます。
なので、そこまで厳しく捉えなくてもいいです。
ただ、尊敬語と謙譲語の使い分けや、一般的な敬語表現は覚えておいた方がいいでしょう。
背もたれに寄りかからない・浅く座りすぎない
これは私も受験生当時は気を付けていたものです。
年配の面接官は気にする方もいるでしょうね。
- 男性は面接開始から20分もたつと、段々背もたれに寄りかかってくる人が多く、
- 対して女性は、浅く座りすぎて少し不自然になってしまうことが多いようです。
もちろん、どちらも少しならなんの問題もありませんが、あまり露骨になってしまうと、やはり印象は悪いです。
面接練習から意識的に正しく座るようにしましょう。
ノックは3回(or4回)
まあこれは説明不要ですかね。
基本的にノックは面接の際は3回ということになっています。
ただ、2回のノックはNGです。
まあノックだけで減点する人は少ないと思いますが、見逃してくれない人もいるので一応守った方がいいでしょう。
公務員試験の面接官はこの3つはほとんど気にしてない!
最後に面接官が気にしてない3点を紹介していきます。
私も人事関係者に聞いて驚いたものもあるので、意外に思われる部分もあるかもしれません。
面接に厳しい受験先であれば、減点されることが絶対にないとは言い切れませんが、基本的には以下の3点はほとんどの受験先で気にされてないと思います。
変わった質問をされたときの「少し考えさせてください」
これは印象が悪くなることも、減点されることもないようです。
私自身も受験生時代にこれはやりましたが、何の問題もありませんでした。
志望動機やガクチカといったド定番質問で迷うのは良くないと思いますが、そうでなければ1.2回これを使っても全く問題ないでしょう。
面接官も、鉄板ではない質問をしたのはわかっていますから。
私の印象では、この方法を3回使うと、面接官によっては印象が下がることもあり得ると思います。
なので、使えるのは基本的には2回までと覚えておきましょう。
交通機関の遅延による遅刻
たまに遅延で遅刻してしまって、悩んでいる人を見受けます。
確かに、「時間に大幅な余裕を持ってこなかったのが悪い」と思われることもなくはないでしょう。
でも、遅延による多少の遅刻って意外と気にしてませんよ。
なんなら、電車が遅延しているかどうかを調べない受験先もあるでしょう。
あなたは悪くありません。堂々と面接に臨んでください。
ちなみに、寝坊や乗り換えミスなどで遅刻した場合も、何らかの路線が遅延していた場合は、嘘をついてでも遅延といった方がいいという意見もあります。
私の意見としては立場上賛成できませんが、正直に言っても減点は避けられないと思うので、それならバレないことにかけて遅延と言ってしまった方がいいんじゃないか、という考え方はわからなくはないです。
控室等での態度
これも基本的には採点されないところがほとんどだと思います。。
なので、奇声をあげて大騒ぎしたなど、よっぽどのことをしない限りは大丈夫です。(笑)
まあ、スマホをいじっててもおそらく大丈夫です。
控室での姿勢や行動などについては、基本的には見られていません。
なので、待ち時間くらいはリラックスした状態で待ち、面接に備えましょうね。
元人事が教える面接マナーまとめ
以上、公務員試験の面接マナーを、
- 絶対に守るべきもの
- できれば守ってほしいもの
- 面接官は意外と気にしていないもの
それぞれ3点紹介しました。
中には意外なポイントや、知ってるけど意識はしてなかったマナーもあったのではないでしょうか。
本番ではものすごく緊張しますよね。
今は当然と思っているマナーも、意識的に行っていかないと、「本番で焦って忘れてしまった!」なんてことになりかねません。
なので、優先順位の高いマナーからでいいです。
是非意識的に取り組み、本番での取りこぼしはないようにしてくださいね。
この記事が、公務員試験の面接マナーで悩む皆様のお役に立てれば幸いです。
この記事を読んでわからなかったこと、その他公務員試験に関して、公務員の仕事に関して、なんでも気軽に聞いてくださいね。