公務員試験の社会政策対策の勉強法と参考書はこれだけ!【現役講師が解説】

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受験生A
地方上級の社会政策対策の勉強法と参考書のおすすめを教えてください!
受験生B
社会政策って内容もよくわからないし、捨てるのもありかな。
受験生C
社会政策の参考書が少なくて、どうやって対策したら良いのかわからない・・・


コムオ
こういった皆様のお悩みに、元公務員の現役予備校講師のコムオがお答えします。
この記事では、公務員試験に上位合格した私が、隠れた重要科目である社会政策対策の勉強法・参考書について必要な知識を「全て」教えます。

そもそも社会政策とはどんな内容?【県庁・市役所でのみ出題】

はてな

社会政策は県庁・市役所と労基(労働基準監督官)でのみ、専門試験で出題されます。


 同じ地方上級なので勘違いされがちですが、特別区で社会政策の出題はありません。

内容としては、時事国際関係社会科学に関連した内容になっています。

なので特別区など、県庁・市役所以外の自治体でも社会政策に関連した内容の出題はあります。

社会政策という名前の科目はありませんけどね。


具体的には、以下のような問題が出題されます。

地方上級の社会政策の例題

基礎年金部分の給付に必要な財源は、2分の1が国庫負担であり、2分の1が被保険者の納めた保険料である。また、厚生年金部分の給付に必要な財源の内、2分の1は事業主の負担、残りの2分の1は事業主の負担、残りの2分の1が被保険者の納めた保険料である。

 

現在、生活保護の給付を受けている勤労世帯の1人当たりの平均消費支出額は、一般勤労世帯の6割程度の水準となっている。

 

いずれも選択肢の1つですが、こういった出題がされます。

社会政策がどんな科目か、イメージはついたでしょうか。

 

公務員試験で社会政策を捨てるのはNG!

×を持つ手

結論から言うと、社会政策を捨てるという選択肢はありません。

特に地方上級では、出題される問題はパターン化しており、非常に少ない勉強時間で得点できます。

地方上級では、全国型・関東型で3問、中部北陸型で2問、社会政策が出題されます。

この2~3問をちょっとした対策で得点できるのだから、非常にコストパフォーマンスの良い科目と言えます。

コムオ
社会政策は、地方上級の他には市役所B日程・C日程と労基くらいしか併用はできないのですが、是非勉強してほしい科目です。



地方上級や市役所の志望度が低い方は捨てるのもありですが、それ以外の方はやっておきましょうね。

社会政策対策の勉強法と参考書【上位合格者が解説】

社会政策と福祉

 

参考書は「地方上級過去問500」「まるごとパスワード」が必須

ちなみに、社会政策の参考書や過去問集はほとんどありません。

なので、特に独学の方は参考書で悩むかもしれませんが、非常にシンプルです。

社会政策の勉強法
社会政策の勉強法は、「地方上級 過去問500」の社会政策の部分を正文化で学習することがまず最重要です。

問題数は少ないのですぐに終わると思いますが、これだけでもかなり似た問題ばかり出ます。

「地方上級過去問500」は社会政策だけでなく、地方上級の全科目があるので、地方上級を受ける方にとっては必須の参考書です。

もしまだ持っていないという方はこの機会に購入しておきましょう。

 
あとは「まるごとパスワードneo」という参考書を参照し、知識を補強しておきましょう。

こちらも重要論点が最小限の分量にまとめられており、必須の参考書になります。

社会政策だけでなく、政治学・行政学・社会学・国際関係でも使える非常に優秀な参考書ですからね。

これを見れば、社会政策のコストパフォーマンスの良さがわかると思います。

1日で終わると思うので、是非勉強してくださいね。

時間に余裕があれば更に「まるごとインストールneo」で知識を補強

ここまででもOKなのですが、時間がない方以外は、「まるごとインストールneo」で更に知識を補強しましょう。

そこまで時間はかからないので、できればやっておくことをおすすめします。

 

 こちらは過去問を選択肢単位で学習できるものになっており、少し解説が雑ですが2冊目としてやるのであれば問題ありません。

これだけやれば、地方上級や市役所B・C日程の社会政策対策としては十分です。


社会政策対策の勉強法は正文化でOK

勉強法に関しては、やはり正文化がベストでしょう。

非常に効率的な勉強法で、私もこの勉強法で模試全国2位までいきました。

 

過去問500を正文化で学習すれば、かなり短い時間でマスターすることができるはずです。

もちろん「まるごとインストールneo」をやる場合も、正文化で取り組むと良いでしょう。

 

社会政策対策の勉強法と参考書まとめ

  • 社会政策は問題パターンが限定されており、短時間の勉強で攻略できるので、地方上級志望者が捨てるのはNG!

  • 社会政策で必須の参考書は「地方上級過去問500」と「まるごとパスワードneo」!

  • 余裕があれば「まるごとインストールneo」もやっておくと安心!

  • 社会政策の勉強法は正文化がベスト!

 

社会政策はマイナー科目ですし、参考書も少ないので地方上級や市役所では意外と捨てる方も多い科目なんです。

コムオ
これってチャンスなんですよね。簡単に点が取れる科目をなぜか捨てる人がいるわけですから。



地方上級や市役所では2~3問出題される割に、勉強すべき範囲が非常に狭い、コストパフォーマンス最高の科目が社会政策なんです。

是非、この記事を参考に効率的な勉強法・参考書で対策し、周りに差をつけてくださいね!

 

この記事が、社会政策対策の勉強法や参考書で悩む皆様のお役に立てれば幸いです。


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