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まず、公務員試験と民間の併願を迷っている方は以下の記事も併せてご覧ください。
なお、民間併願する場合は、SPIが高確率で必要になるので、以下の記事もご覧ください。
民間併願は業界さえ選べばしっかり両立でき、面接や集団討論の「本番」に慣れることができます。
民間併願する受験生は少ないので、差をつけることができるでしょう。
ここでは、民間併願をする場合のおすすめ併願先や業界を解説します。
- 公務員と似たような志望動機で併願(両立)できる
- フィードバックがもらえて公務員試験の面接練習にもなる
- 半分公務員と言ってもいい、半官半民の企業
私はこういった基準で厳選して民間併願し、併願先の民間数社に内定を頂きました。
その経験から、民間併願する際に自信を持っておすすめできる併願先・業界を、どこよりも詳しく紹介します。
目次
公務員と民間を併願する方向け就活サイト【現役講師おすすめ】
私自身も民間併願していたこともあり、民間の就活サイトにはかなり詳しい自信があります。
そのため、一通りの就活サイトを知っている私が特におすすめしたいのが、間違いなくOfferBoxです。
- 新卒就活で最も使われているオファー型の就活サイト(就活生の約3人に1人が登録)
- プロフィールを入力すると、興味を持った学生に対して会社からオファーが送られる”逆求人”のシステム
- 登録企業は10,000社以上あり、大手企業や優良企業も多数
- 自己PRなどの項目を読んだ上で、興味を持った企業からオファーがくるため、内定に繋がりやすい。
このように、プロフィールを入力すると、企業の方からオファーが来るため、公務員試験と併願しているような時間が限られている受験生には特に自信をもっておすすめできます。
上場企業が運営しているので信頼性も高いですし、ベンチャーから大手まで登録されており、優良企業も多いです。
登録はもちろん無料ですし、すぐに終わるので、民間併願者であれば、ぜひOfferBoxだけは登録しておくことを強くおすすめします。
民間併願におすすめの業界【地方公務員志望向け】
まずは市役所・都道府県庁・特別区などの地方公務員試験が第一志望の方向けに、民間併願のおすすめ業界を紹介します。
結論として、基本的に地方公務員志望なら、地元に根差した業界を併願先にするのがおすすめです。

もちろん、公務員試験と全く同じ志望動機で併願できるということではありません。
どの併願先でもそうですが、志望動機は別で作り直すべきです。
ただ、志望動機は企業のHPや就活サイトを見ながらそれなりのものを作れば、それでOKです。
志望動機がありきたりでも何の問題もありません。
就活サイトに載っている志望動機を少し変える程度でも、私は「面接の本番慣れ」をしていくにつれて、何社か内定をもらうことができましたから。
仮に内定が目的じゃないにしろ、以下で紹介する業界は特に両立しやすく民間併願におすすめです。
是非併願先として考えてみてください。
地方銀行【迷ったら併願しよう】
多くの地銀では、地方創生への取り組みを行っていたり、まちづくりに関する地域の課題解決に貢献しています。
なので、そういった地域に根ざした活動をメインに攻めていけば、公務員試験と似たような志望動機の構成になるはずです。
それに、銀行は採用がカットされつつありますが、それでも他の企業と比べると圧倒的に大量採用です。
なので、併願先でも「もしかしたら内定をもらえる」というのもおすすめポイントですね。
特に、地元県の地方銀行を受けるのは非常におすすめです。
私鉄【内定は難しいが併願先におすすめ】
私鉄で内定をとるのは、ぶっちゃけ難しいです。
ただ、内定がメインの目的でない方は、地元県の私鉄は受けておいて損はありません。
鉄道沿線に不動産を持っており、地域の中心とも言える部分を住民のニーズに合わせて実現していく必要があるわけです。
なので、例えばまちづくりやまちおこしといった公務員試験に近い志望動機にすることも可能ですよね。
それに、鉄道会社は金融やその他の業界よりもあなたの生活により身近なので、志望動機がたてやすいというのも大きなメリットですね。
民間併願におすすめの業界【国家公務員志望の方向け】
国家一般職などの国家公務員試験志望の場合は、併願すべき業界は地方公務員と異なります。
結論から言えば、あなたの志望度が高い官庁と同じ分野の業界を併願先にするのが良いです。
以下で詳しく説明していきますね。
志望先の官庁と同じ分野の業界を併願先に
ここで重要なのは、あなたがどの官庁を志望しているかということです。
地方公務員はゼネラリストですが、国家公務員は特定の分野のみのスペシャリストです。
なので、志望先と同じ分野の企業を並行して受けるのが良いでしょう。
志望官庁と並行して受けるべき業界の例としては、以下の通りです。
-
- 国土交通省→鉄道業界
- 農林水産省→食品メーカー
- 環境省→電力会社・その他環境系の会社
- 法務省・法務局→企業の法務部
こういった形になります。
志望官庁と同じ分野の業界を併願するメリット
国家公務員と民間企業を併願するメリットとしては、公務員・民間企業それぞれの視点から、同じ分野の仕事を見られることです。
例えば環境省で温暖化問題に取り組むのと、電力会社で温暖化問題に取り組むのとでは、目的は全く同じですが、業務内容は全く異なるでしょう
環境省の志望動機に温暖化の内容を入れた場合、「民間に就職して温暖化に取り組むのではだめなのか」という質問を聞かれる可能性も高いです。
その質問に対して、「民間企業も並行して検討したのですが、民間では〜で公務員では〜なので、公務員の視点から温暖化に携わりたいと思い、環境省を志望しました」と言えると完璧です。
なので国家公務員の場合は「志望官庁と同じ分野の仕事を、民間の立場で行なっている業界」を併願すると周りに差をつけられるでしょう。
併願先で面接の本番慣れもできて、一石二鳥ですね。
地方・国家公務員両方におすすめの併願先【面接練習用】
では、ここで「面接練習」という目的に絞って、地方公務員・国家公務員両方におすすめできる併願先を紹介します。
面接練習のための併願先ということなので、業界単位ではなく企業単位で紹介していきますね。
東京海上日動【レベルは高いが、濃い経験ができる】
言わずと知れた一流の保険会社ですね。
ここは就活生のレベルも高く、内定をもらうのは難しいでしょう。

理由は以下の通りです。
- 面接後、人事から的確なフィードバックをもらえる
これだけ一流の企業の人事から面接に関するフィードバックをもらえる経験なんて中々できません。
- 志望動機を聞かれず、人柄だけを見るので準備時間が少なく済む
かといって面接は簡単というわけではなく、むしろ難しいんですけどね。
あなた自身の学生時代に頑張ったことを聞き、それに関してひたすら深掘りをしていく面接になります。
「そこでなぜそう思ったか」というのをメインで聞いてくる形です。
ここまで深掘りをしてくる面接は公務員試験では少ないですが、近年の公務員試験の面接も人柄重視の深掘り型になってます。
両立しやすいだけでなく、こういった面接を経験できると武器になるでしょう。
- 「レベルの高い就活生との集団面接」が経験できる
「まだそんなに面接練習してないのに、そんなにレベルの高い人と恥ずかしい」と思う人もいるかもしれませんが、むしろ併願先で失敗していいんです。
レベルの高い人が話した後に自分が話すのは緊張しますよね。
ただ、そういった経験は今の内にしておきましょう。
もしかしたら本番でもそういった場面に遭遇するかもしれませんし、「公務員の面接なんてあの時に比べたら気持ちが楽だな」と思えるようになるはずですからね。
オープンハウス【両立しやすい併願先】
有名なハウスメーカーですね。
オープンハウスの併願は、東京海上日動とは別の方向でおすすめです。
最も大きなメリットは、エントリーシート(ES)選考が不要なので、誰でも公務員試験と並行して、すぐに面接を受けられることです。
民間企業は、基本的にES選考に通らなければ一次面接が経験できないことが多いです。
一応「就活サイトの就活生が使った志望動機の中から、しっくりくるものを少し改変して書く」だけでもES選考は通るのですが、それも面倒という人におすすめです。
公務員試験との両立もしやすいので、すぐにでも面接練習がしたいという方はオープンハウスを併願先に入れましょう。
それだけでなく、以下の点でもおすすめできます。
- 他の民間と比べて、内定難易度は低め
- グループ面接や個人面接、集団討論(グループワーク)をすべて経験できる
- 人柄をメインに見る面接なので、企業研究・業界研究はあまり必要ない
- 面接の際に準備しなきゃいけない書類も、ESではなく履歴書のみ
民間併願をする公務員のためのような選考方法ですよね(笑)
東京海上日動もそうですが、オープンハウスは民間の就活生も併願先で受けることが多い企業だそうです。
面接練習にはもってこいですから、是非受けてみてくださいね!
半官半民や独立行政法人も併願先におすすめ
「公務員試験がダメだった時のために、公務員と同じレベルの福利厚生・残業時間が保証される所併願先を受けたい」という方もいるでしょう。
「面接練習もしたいけど、公務員に落ちても民間には行きたくない」という方におすすめの併願先を紹介します。
そもそも、民間企業になぜ行きたくないのか、今一度見つめなおしてみましょう。
理由は様々だと思いますが、「ブラック企業が嫌だから」という方も多いんじゃないでしょうか。
ちなみに、ブラック企業の可能性がある会社には、以下の特徴があります。
ブラック企業は人の出入りが激しいので、年中人を雇っているという特徴があります。
一見大企業に見えるところでも、激務故に人の出入りが激しく、1年中求人に載っていることも珍しくありません。
もちろん100%ブラック企業というわけではないですが、年中人を雇ってる会社を併願先にする場合、しっかりリサーチしなければ危険ですね。
そして、民間企業以外も並行して併願するという選択肢もあるんです。
「残業をしたくない」「福利厚生が良いところに行きたい」という方には、以下の2つがおすすめです。
半官半民の企業【内定は難しいので○○がおすすめ】
半官半民の企業は、平たく言えば「民営化した企業」です。
民間企業というくくりなのですが、元々公務員だったこともあり、働き方は公務員に近く、残業も少ないところが多いようです。
福利厚生もしっかりしていることが多く、公務員的な働き方がしたい方には圧倒的におすすめの併願先です。
例としては、以下の企業になります。
- JAL
- NTT
- JT
- 成田国際空港
- 日本郵便
- ゆうちょ銀行
- かんぽ生命
このあたりは残業も多くないですし、福利厚生は充実していて、給料は公務員よりも高いです。
ただ、いずれも一流企業なので、併願先として内定を取るのは至難の業なんですよね。
でも、安心してください。
この企業の子会社を併願するという選択肢もあるんです。
正直、ここまで一流企業となると、公務員試験と並行で内定をもらうのは難しいでしょう。
ただ、子会社であれば同じレベルの福利厚生・残業時間が保証されつつも、選考難易度は下がるんです。
なので、「半官半民企業の子会社」は非常に狙い目だと思いますよ。
独立行政法人【ほぼ国家公務員?】
「そもそも独立行政法人ってなに?」という方も多いでしょう
かなりざっくり言うと以下の通りです。
「国が行っていた事業を国から多少独立させつつも、ある程度国が関与して行う団体」
ここまででわかると思いますが、独立行政法人も半分公務員みたいなものです。

残業は下手したら公務員よりも少ないですし、福利厚生も充実しています。
給与は法人によりますが、公務員より高いところも多いです。
具体的には、以下の独立行政法人がおすすめです。
- 鉄道運輸機構
- UR都市機構
- 水資源機構
独立行政法人といえば有名なのはJICAやJAXA、日銀などですが、そこら辺は選考難易度も段違いです。
先ほど紹介した東京海上日動と同じクラスです。
なので、ネームバリューはないですがこの辺りがちょうど良いでしょう。
独立行政法人の中では、選考難易度としては中堅クラスです。
ただ、民間併願するなら受けてみる価値は十分あると思いますよ。
民間併願する方におすすめの参考書
民間併願の際、参考書はあまり多くは必要ありません。
ただ、個人的に特におすすめの本が1冊あるので紹介させてください。
それは「なぜ7割のエントリーシートは読まずに捨てられるのか?」です。
この参考書では、就活について、人事の目線で本音が書かれています。
学歴フィルターやエントリーシート、面接などについて、人事は実際どんなことを考えているのかが把握でき、民間はもちろん、公務員試験にも役立つ部分があります。
私も非常に参考になりましたし、個人的におすすめの参考書なので、ぜひチェックしてみて下さい。
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公務員試験と民間を両立する併願先まとめ
- 民間併願する方は、OfferBoxに登録して効率よく併願しよう!
- 地方公務員志望の方は、両立しやすい「地方銀行」や「私鉄」がおすすめ!
- 国家公務員志望の方は、「自身の志望官庁と同じ分野の企業」がおすすめ!
- 面接練習だけが目的なら「東京海上日動」や「オープンハウス」がおすすめ!
- 公務員的な働き方がしたいなら「半官半民の企業」や「独立行政法人」がおすすめ!
「公務員と民間を併願しよう」と思っても情報は少ないですよね。
予備校では教えてくれませんし、ネットにも具体的な業界や企業名まであげて解説してくれているところは中々ありません。
その理由は、「実際に民間併願をしたことがない方が多いから」だと思います。
そこで、実際に民間併願した私が「これを読めば、民間併願のおすすめ併願先について全てわかる」という【公務員試験と両立できる民間併願の完全版】となる記事を目指して、書いてみました。
冒頭に紹介した民間併願の記事でも解説したように、「民間併願をしない」という選択肢は基本的にないと思っています。
なので、この記事を参考に、積極的に民間に併願し、「面接の本番力」を身につけましょう。

ちなみに「民間併願するよりも公務員が良い」という方は、以下の記事でおすすめの独自日程市役所・都道府県庁を紹介しています。
民間・独自日程どちらでも良いですが、積極的に民間併願しておくことをおすすめします!
この記事が、民間併願の業界で悩む皆様のお役に立てれば幸いです。
このサイトでは他にも、公務員試験で複数上位合格した現役講師の私が、筆記・面接・論文について解説しています。
公務員試験に必要な情報は全てここに詰まってるので、是非見ていってください。