虫眼鏡と本

公務員ラボへようこそ。


受験生A
市役所の試験が新教養試験に変わったようなので、特徴を教えてください!
受験生B
B日程・C日程・D日程のボーダーや難易度の目安はどれくらい?
受験生C
試験勉強を始めるのが遅かったから、新教養試験の勉強が間に合う気がしない・・・

コムオ
こういった皆様のお悩みに、コムオがお答えします。



市役所B日程・C日程・D日程の試験は2018年度から新教養試験に変わりました。

出題内容が大きく変わったわけではありませんが、やはり合格のために行うべき対策は少し変わってきます。

この記事では、LEC模試で全国6,000人中2位を獲得し、B日程市役所などに最終合格した私が、合格に必要なことを「全て」書きます。


この記事を読んで実践すれば、間違いなく合格に一歩近づくと思うので、是非最後までお付き合いくださいね。


ちなみに、新教養試験が実施されるのは、B日程・C日程・D日程の市役所のみとなります。

A日程市役所は、地方上級の全国型と同じ問題が出るので、A日程を受験する方は以下の記事を読んでくださいね。

 

新教養試験の出題科目と特徴

チェックリスト

まずは、新教養試験の出題科目から見ていきましょう。

新教養試験は、以下の5つの試験に分かれています。

  • StandardⅠ
  • StandardⅡ
  • LogicalⅠ
  • LogicalⅡ
  • Light


Standard・LogicalのⅠとⅡの違いは、難易度です。

Ⅰの方が難しくなってはいますが、出題傾向自体にはほとんど差はありません。

 ちなみに、Ⅰは大卒程度の試験で実施されることが多く、Ⅱは大卒・高卒程度どちらの試験でも実施されています。

では、それぞれの出題内容を紹介していきます。

なお、全タイプ共通で「古文、文学・芸術」の出題はありません。

 

Standard-Ⅰ・Ⅱ〈標準タイプ〉

Standardタイプの特徴は以下の通りです。

  • 従来の教養試験に近い出題傾向
  • 知能分野20問・知識分野20問の計40問
  • 五肢択一で、制限時間は120分
  • 時事の出題数が増え、ICT、環境問題、社会保障などが出題されるようになる
  • 日本史・世界史・地理の出題数は1題ずつ=人文科学の出題は少ない

 

以上がStandardタイプの特徴になります。

ちなみに公務員試験において、「知能分野・知識分野」とは以下の科目を指します。

  • 知能分野:数的処理・文章理解
  • 知識分野:人文科学、社会科学、自然科学、時事

 

対策は後述しますが、基本的には従来の教養試験に近いですね。

 

Logical-Ⅰ・Ⅱ〈知能重視タイプ〉

Logicalタイプの特徴は以下の通りです。

  • 知能分野27問・知識分野13問の計40問
  • 五肢択一で、制限時間は120分
  • 自然科学の出題がない
  • 時事の出題数が増え、ICT、環境問題、社会保障などが出題されるようになる
  • 約8割の問題は、Standardと同じ問題が出題

 

Standardよりも知能分野を重視し、知識分野の出題を減らしたのがLogicalタイプですね。

知識分野の出題を減らしたとはいえ、従来の教養試験よりは時事を重視するようです。

コムオ
昨年は40問中30問以上がStandardと同じ問題だったので、問題の難易度自体は変わらないようですね。


自然科学が出題されない分、勉強すべき科目は少なくなっています。

こちらも詳しい対策は後述します。

 

Light〈基礎力タイプ〉

Lightタイプの特徴は以下の通りです。

  • 社会への関心と理解:24問、言語的な能力:18題、論理的思考力:18題
  • 合計60問の四肢択一で、制限時間120分
  • 難易度はStandardⅡやLogicalⅡより更に易しく、公務員試験対策をしてない民間志望者も受けやすい
  • 地方自治に関する問題や、漢字の読み書きの出題がある
  • 人文科学・自然科学の出題はない

 

難易度は非常に低く、傾向的にはSPIの易しいバージョンと思ってくれればOKです。


公務員試験のSPIについて、気になる方は以下の記事を読んでみてください。


ちなみに、StandardとLogicalは共通の問題が多かったですが、Lightは全て独自の問題です。

Lightタイプは、全く新しいパターンの試験だと思って良いでしょう。

【市役所B日程・C日程・D日程】新教養試験の難易度・ボーダーは?

虫眼鏡と本

では、次に【Standard・Logical・Light】それぞれのボーダーや難易度を紹介していきたいと思います。


自信の受験先のボーダー・難易度をしっかり確認したうえで、効率的に対策していきましょう。

 もちろん受験先によってボーダーや難易度は異なりますので、あくまで目安です。

 

Standardタイプの難易度・ボーダー

問題自体の難易度は以下の通りです。

  • Standard-Ⅰ:普通(≒都庁の教養試験)
  • Standard-Ⅱ:易しい(≒SPI)


「Standard-Ⅰが従来の教養1と同じ、Standard-Ⅱが教養2.3と同じ難易度」と公表されているので、概ね間違いないでしょう。


そしてこの難易度を踏まえて考えると、大体のボーダーがわかります。

  • Standard-Ⅰ:5割~5.5割
  • Standard-Ⅱ(大卒程度):5.5割~6割
  • Standard-Ⅱ(高卒程度):5割~5.5割



Standardタイプの自治体を受ける方は、この合格ラインを意識して勉強するようにしましょう。

 

Logicalタイプの難易度・ボーダー

Logicalに関して、問題自体の難易度は以下の通りです。

  • Logical-Ⅰ:やや易しい(≒特別区の教養試験)
  • Logical-Ⅱ:易しい(≒SPI)


「Logical-Ⅰが教養1よりやや易しく、Standard-Ⅱが教養2.3と同じ難易度」ということなので、概ね間違いないでしょう。

そしてこの難易度を踏まえて考えると、大体のボーダーがわかります。

  • Logical-Ⅰ:約5.5割
  • Logical(大卒程度):5.5割~6割
  • Logical(高卒程度):5割~5.5割



Logicalタイプの自治体を受ける方は、この合格ラインを意識して勉強するようにしましょう。

 

Lightタイプの難易度・ボーダー(例題あり)

Lightタイプは、他の2つとは異なる、全く新しいタイプの試験なので、難易度やボーダーの予想が難しくなっています。

そこで、Lightタイプのみ、試験を作成している団体が例題を公表しています。



この例題から、問題自体の難易度は明らかですね。

  • Lightの難易度:非常に易しい


公務員試験ではトップクラスの易しさとなっています。

そしてこの難易度を踏まえて考えると、大体のボーダーがわかります。

  • Lightのボーダー:約6.5割



問題自体が易しい分、当然ボーダーは高めになります。


Lightタイプの自治体を受ける方は、この合格ラインを意識して勉強するようにしましょう。

新教養試験対策の問題集・勉強法

参考書

それでは、最後に新教養試験おすすめの参考書と勉強法を紹介します。

【Standard・Logical・Light】で対策や使用すべき問題集は異なり、対策を間違えると得点が伸び悩んでしまいます。

市役所などに最終合格した私がおすすめの勉強法を解説していくので、是非実践してみてくださいね!

 

Standardタイプの問題集と対策

Standardタイプは、以前の教養試験に近い試験になります。

なので、注意すべき点はありますが、概ね教養試験と同じ勉強法を実践すればOKです。

以下の記事で、教養試験の効率的な勉強法を解説しているので、気になる科目だけでも参考にしてください。


基本的には以上の勉強方法でOKです。

ただ、Standardタイプの勉強では以下の点に注意してください。

  • 時事・社会科学の勉強により力を入れる
  • 出題数の少ない人文科学は、最低限の勉強で攻略
  • 古文や文学・芸術は出題されないので、勉強しない


似ているとはいえ、教養試験と全く同じ勉強では効率が下がってしまうので、以上のことには注意するようにしてください。

また、上記の教養試験の記事からも分かる通り、問題集はほとんどの科目で「スー過去」をおすすめしてます。

 

「スー過去」の次は「過去問500」がおすすめ

Standardを受けるのであれば、プラスαの問題集として「市役所上・中級試験過去問500」をおすすめします。

スー過去の後に過去問500をやることで、市役所試験に特化した勉強ができ、得点がかなり安定するようになるので、是非試してみてください。

 

ということで、Standardは「スー過去メインで学習→過去問500」の流れがおすすめです!

ちなみに、どうしても時間がなければ「過去問500」だけでもOKです。

 

Logicalタイプの問題集と対策

Logicalタイプに関しては、8割がStandardと同じ出題ということで、基本的にはStandardと同じ対策でOKです。

まず、上記でも紹介した教養試験対策の記事を参考に、スー過去メインで勉強しましょう。

この時に気を付けるべき点は以下の通りです。

  • 時事・数的処理の勉強にとにかく力を入れる
  • 社会科学・人文科学は最低限の勉強で攻略
  • 古文や文学・芸術に加えて自然科学も、出題されないので勉強しない

 

次にStandardであれば「過去問500」をやるところですが、Logicalでは「過去問500」は不要です。

「過去問500」も十分Logical対策になりますが、もっと優れた問題集があるんですよね。


なぜなら、「市役所新教養試験 Light&Logical 早わかり問題集」という新教養試験に特化した唯一の問題集が出版されたからです。

この問題集を出版している「実務教育出版」は、公務員試験で最も有名な過去問集「スーパー過去問ゼミ」などの出版社なので、間違いなく信用できます。

私自身も見てみましたが、問題の選定・解説ともに質の高い問題集でしたよ。自信を持っておすすめできます。



ということで、Logicalは「スー過去メインで学習→早わかり問題集」の流れが絶対におすすめです。

ちなみに、どうしても時間がなければ「早わかり問題集」だけでもOKです。

 

Lightタイプの問題集と対策

Lightタイプに関しても、「市役所新教養試験 Light&Logical 早わかり問題集」がおすすめです。

というより、Lightの参考書・過去問集は2020年時点ではこれ以外にありません(笑)

 

 Lightは問題が特殊なため、スー過去や過去問500をやっても意味がないので注意です。

 

ただ、「早わかり問題集」はLogicalだけでなくLight対策の部分も非常に優秀なので、これをやっておけば十分だと思います。

それでも時間が余っている方は、SPI用の問題集をやっておくと良いでしょう。

 


SPIは、Lightより問題の難易度は少しだけ上がるので、2冊目としてちょうど良い上、出題傾向はかなり似ていますからね。


近年は教養試験の代わりにSPIのみで受けられる自治体が増えてることもあり、SPIの参考書をやっておけば併願先も増えるので、やっておいて損はありませんよ。


以下の記事で私がおすすめしている「民間併願」にもSPIは必須ですしね。


少し話がそれましたが、「早わかり問題集→SPI参考書」の流れでやっておけばLight対策は万全でしょう。

新教養試験対策まとめ

  • Standardの対策は「スー過去→過去問500」

  • Logicalの対策は「スー過去→早わかり問題集」

  • Lightの対策は「早わかり問題集→SPI参考書」

  • 新教養試験は【Standard・Logical・Light】それぞれの特徴や難易度・ボーダーを踏まえたうえで対策をしよう!

 

まだ情報が少ない新教養試験ですが、逆に「それをアドバンテージにすることができる」というのを最後に皆さんに伝えたいです。

この記事には、新教養試験について、合格するために必要な知識・効率的な勉強法が「全て」詰まってます。

自分で言うのもなんですが、公務員試験の実績十分な私が言うので、間違いないですよね?



つまり、あなたはこの記事の内容をしっかり実践すれば「合格までの最短距離」を行くことができます。

新教養試験は情報が少ない分、遠回りする人が多い中で、これは大きなアドバンテージになります。


なので、この状況をチャンスだと思ってください。

この記事の内容を実践し、合格までの最短距離を走り、周りに差をつけていきましょう!


この記事が、新教養試験対策で悩む皆様のお役に立てれば幸いです。

この記事を読んでわからなかったこと、その他公務員試験に関して、公務員の仕事に関して、なんでも気軽に聞いてくださいね。