計画を立てて悩む人

公務員ラボへようこそ。


受験生A
地方上級に独学で合格するための効率的な勉強法を教えてください!
受験生B
全国型・関東型・中部北陸型 それぞれの特徴と対策が知りたいな。
受験生C
時間がないんだけど、労働法とか社会政策とか勉強した方がいいのかな・・・
受験生D
地方上級の経済学は難しいって聞くけど、どうやって勉強したらいいんだろう。

コムオ
こういった皆様のお悩みに、コムオがお答えします。


地方上級に最終合格した私が、合格に必要なことを全て書きます。

第一志望の方はもちろん、併願の方もこの記事を読んで実践すれば、間違いなく合格に一歩近づくと思うので、是非最後までお付き合いくださいね。

地方上級の特徴【出題科目・ボーダー・難易度】

ノートに書かれたグラフと図

教養の出題科目と科目別難易度

地方上級は、全国型・関東型・中部北陸型で出題傾向が異なります。

ここではそれぞれの出題科目と科目別の難易度・重要度を見ていきますので、自分が受ける区分は確認しておいてください。

「もう知っているよ」という方は目次から次の項目へとんでくださいね。

 

ちなみに、この3つの試験で、出題傾向の差はあっても、難易度の差はほとんどありません。

地方上級全国型

科目 出題数 重要度 難易度 内訳
文章理解 普通 現代文:3
英語:5
古文:1
数的処理 16 やや難 数的:6
判断:9
資料:1
人文科学 普通 日本史:2
世界史:2
地理:2
文学・芸術:1
社会科学 11 やや難 政治:1
法律:3
経済:3
社会:4
自然科学 やや易 化学:2
物理:1
生物:2
地学:1
数学:1
合計 50
(必須回答)
普通

 

地方上級関東型

関東型は選択回答ですが、赤字の部分は必須回答になっています。

科目 出題数 重要度 難易度 内訳
文章理解 普通 現代文:3
英語:5
古文:1
数的処理 12 やや難 数的:6
判断:5
資料:1
人文科学 普通 日本史:3
世界史:3
地理:2
文学・芸術:1
社会科学 13 やや難 政治:1
法律:3
経済:3
社会:6
自然科学 やや易 化学:2
物理:1
生物:2
地学:1
数学:1
合計 40/50問を選択回答 普通

 

地方上級中部・北陸型

科目 出題数 重要度 難易度 内訳
文章理解 普通 現代文:3
英語:5
古文:1
数的処理 16 やや難 数的:6
判断:9
資料:1
人文科学 普通 日本史:3
世界史:2
地理:2
文学・芸術:1
社会科学 10 やや難 政治:1
法律:2
経済:1
社会:6
自然科学 やや易 化学:2
物理:1
生物:2
地学:1
数学:1
合計 50
(必須回答)
普通


教養試験の出題数は以上です。

これを踏まえた勉強法については後述しますね。

専門の出題科目と科目別難易度

では、次に専門試験の出題科目と科目別の難易度を見ていきましょう。

地方上級全国型

科目 出題数 重要度 難易度
憲法 やや易
民法 やや難
行政法 普通
経済原論
財政学 やや難
政治学 普通
行政学 やや易
経営学 やや易
国際関係
社会政策 やや易
刑法 × やや易
労働法
合計 40
(必須回答)
普通

 

地方上級関東型

科目 出題数 重要度 難易度
憲法 やや易
民法 やや難
行政法 普通
経済原論 12
経済政策 やや難
経済史 普通
財政学 やや難
政治学 普通
行政学 やや易
経営学 やや易
国際関係
社会政策 やや易
刑法 × やや易
労働法
合計 40/50問を選択回答 普通

 

地方上級中部・北陸型

科目 出題数 重要度 難易度
憲法 やや易
民法 やや難
行政法 普通
経済原論
経済政策 やや難
経済事情 普通
財政学 やや難
政治学 普通
行政学 やや易
社会学 やや易
国際関係
社会政策 やや易
刑法 × やや易
労働法
合計 40/50問を選択回答 普通

 

地方上級のボーダー・難易度

出題科目は以上の通りです。

では、ボーダーと難易度を軽く解説して、勉強法に入っていきますね。

地方上級のボーダー
地方上級のボーダーですが、全国型・関東型・中部北陸型共通で6割前後です。

もちろんどの自治体を受けるのかによって変わってきますが、ほとんどの自治体は、6割とっていれば合格できるラインだと思います。


難易度
に関しては、これも自治体によって異なるのですが、一般的には他の公務員試験と比較して、中の上程度と言っていいでしょう。

問題の難易度自体は普通ですが、倍率はそこそこ高くなることが多いですからね。

地方上級 全国型・関東型・中部北陸型の勉強法【教養】

計画を立てて悩む人

では、試験の概要を把握してもらったところで、地方上級の学習戦略を解説していきます。

教養の科目ごとに、効率的な勉強法を以下で紹介していますので、得点を伸ばしたい科目だけでも読んでみてくださいね。



では、各科目の勉強法は上記で詳しく解説していますので、ここでは科目ごとの勉強法というより、地方上級の勉強をするにあたって気を付けるべきことを中心に紹介していきます。

数的推理はやはり重要!

まず、数的推理がそこそこ出題されていますね。

コムオ
国家一般などと比べると数的の重要性は少し下がりますが、難しい問題がそれほど出ない分、安定して得点する必要があるんです。


パターン暗記で確実に得点を伸ばしていきましょう。

特に全国型中部・北陸型では判断推理が9問と多く出題されるので、以下の記事を参考に効率的な勉強で周りに差をつけていきましょう。

 

人文科学・社会科学に力を入れよう

地方上級の人文科学社会科学に関しては、公務員試験の中でもトップクラスの出題数になっています。

特に関東型ではこの2つが22問を占めていますね。


もちろん、どちらも力を入れて対策する必要があります。

 

  • まず、社会科学に関して注意すべきことは1つです。
 社会科学を専門の勉強で代用するのはやめましょう。

憲法やミクロ・マクロの勉強だけでもある程度得点できるんですが、やはり社会科学独自の勉強をした人とは得点の安定感が違ってきます。

特に社会科学の出題数が多い地方上級では、出来る限り社会科学の勉強をしていただきたいです。

勉強法については以下の記事で書いていますが、正文化を使えばそれほど時間はかからないと思います。

 

  • 次に、人文科学についてですが、こちらも特に関東型で出題数が多くなっていますね。


そこで、重要になってくるのは捨て科目の選び方ですね。

人文科学は捨て科目を作る人が多いですが、出題数が多い地方上級ではどうなんでしょう。


まず、文学・芸術は基本的に捨てましょう。以下の記事で捨てた方が良い理由と、どうしても勉強したい人向けに勉強法も軽く書いてます。



そして、日本史・世界史・地理ですが、地方上級でもこの中から1科目は捨てて構いません。

というより、人文科学は1科目捨てる方が、他の科目に時間を回す余裕ができて、全体の得点は結果的に伸びることが多いです。

出題数が最も多い関東型は問題選択なので、1つくらい捨てても問題ないですしね。


 

具体的にどの科目を捨てればいいかというのは以下の通りです。

  • 全国型中部・北陸型では世界史
  • 関東型では地理


科目ごとの勉強難易度と試験種ごとの出題数から見たおすすめ捨て科目は以上の科目ですが、得意科目や併願先によっても変わってくるので、それぞれ最適な捨て科目を選んでくださいね。

また、捨て科目を選ぶ際のこの3科目の特徴と、頻出分野に絞った効率的な勉強法については以下の記事で詳しく解説しています。


自然科学は積極的に捨てよう

最後に、自然科学の出題は比較的少なくなっています。

 なので、最低1科目は捨てましょう。苦手な人は2科目捨てても構いません。

どの科目を捨てるかについては、地方上級では物理がおすすめです。

もちろん、こちらも得意科目や併願先によって異なりますので、捨て科目を選ぶ際には以下の記事を参考にしてください。苦手な人でも得点を伸ばせる勉強法も詳しく解説してます。


地方上級の数学
地方上級では数学が出題されますが、大学受験で勉強していた人は頻出分野の2次関数だけでも復習しておくといいでしょう。

それ以外の方はもちろん捨てでOKです。

数学が出題される試験種はかなり少ないですからね。


ここまでで捨て科目をどんどん作っているのを見て、特に全問必須回答の全国型や中部・北陸型を受ける方は「本当にこんなに捨てて大丈夫?」と思うかもしれませんね。

もちろん大丈夫です。

捨て科目を作るべき理由やメリットについては以下の記事を読んでみてください。捨て科目を選ぶ基準についても詳しく解説しています。



地方上級 全国型・関東型・中部北陸型の勉強法【専門】

タンポポと本

専門に関しても、科目ごとの効率的な勉強法を以下で紹介していますので、ぜひ読んでみてください。



こちらも科目ごとの勉強法は上記を見て頂いて、ここでは地方上級の学習戦略という側面から解説していきますよ。

地方上級で難易度の高い経済原論について

地方上級では、経済原論の難易度が高いと言われています。

確かに、例年難易度の高い文章問題が何問か出題されていますね。

しかし個人的には、特別な勉強をする必要はないと思います。

こちらでも解説しましたが、正直あのレベルの問題を解ける受験生は少ないからです。

地方上級の模試を受けて、問題別正答率を見てもらえればわかると思います。


時間に余裕があれば、地方上級の「過去問500」で過去問を重点的にやっておくと安心だと思います。
 ただ、6割取れれば合格できる公務員試験において、他の受験生の正答率が低いところに時間をかける必要はないんです。


なので、地方上級の経済学は基本~標準レベルの問題で得点できれば十分だとは思いますよ。

刑法と労働法は勉強すべきか

これについては以下の記事を参考にしてください。必要なことは全て書いてあります。


読むのが面倒な方のために要約すると、

  • 労働法は簡単なので時間があればやる
  • 刑法はコスパが悪いので原則捨てる


こんな感じです。

コムオ
まあどちらも難しい問題は出ないので、やれば得点はできる科目ですよ。

ただ、刑法は分量が多いので、捨てとしました。

裁判所を受ける方はやってもいいと思います。

社会政策は勉強しましょう

地方上級では社会政策という科目が出題されます。

国家系の試験や特別区・都庁では見慣れない科目ですよね。


社会政策は、市役所B日程・C日程くらいにしか併用はできないのですが、是非勉強してほしい科目です。


なぜなら、2.3問とそこそこ出題される割に、勉強すべき範囲が非常に狭い、コストパフォーマンス最高の科目が社会政策なんです。

地方上級や市役所の志望度が低い方は捨てでいいですが、それ以外の方はやっておきましょうね。

ちなみに、社会政策の参考書や過去問集はほとんどありません。

なので、特に独学の方は勉強法で悩むかもしれませんが、非常にシンプルです。

社会政策の勉強法
社会政策の勉強法は、「地方上級 過去問500」の社会政策の部分を正文化で学習するだけでOKです。

問題数は少ないのですぐに終わると思いますが、これだけで十分です。
びっくりするほど同じ問題ばかり出るので(笑)


余裕があれば、「まるごとパスワード」で知識を補強しておきましょう。

これを見れば、社会政策のコストパフォーマンスの良さがわかると思います。
1日で終わると思うので、是非勉強してくださいね。

地方上級の対策まとめ

  • 教養は数的・人文・社会科学に力を入れよう!

  • 専門に関して、経済原論は普段通りの勉強で対応しよう!

  • 刑法は原則捨て、労働法は時間があれば勉強しよう!
  • 社会政策はコスパ最高の科目なので勉強しよう!



今回は地方上級の対策に必要なことを全て書きました。

地方上級の総合的な対策が書かれているサイトは多いですが、全国型や中部北陸型、関東型の特徴を踏まえつつそれぞれの対策を解説しているところは少ないですよね。

受験生時代の自分は関東型の試験を受けたのですが、関東型独自の対策ができたことが合格の要因だと思っています。

地方上級は自治体によって倍率が異なる部分もありますが、基本的には簡単な試験ではありません。

筆記・面接どちらも力を入れなくてはいけませんからね。


他の試験では出題されないマイナー科目の出題も複数あり、勉強方針の立て方もかなり重要になってくる試験ですね。

筆記に関しては、この記事を参考に効率最重視の勉強を心がけ、合格をつかみ取りましょう!


この記事が地方上級の対策で悩む皆様のお役に立てれば幸いです。


この記事を読んでわからなかったこと、その他公務員試験に関して、公務員の仕事に関して、なんでも気軽に聞いてくださいね。