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いきなりですが結論から言うと、判断推理のコツは暗記です。
私は国家総合受験者も含む教養の模試で、全国2位(約6000人中)をとりました。
数的もそうなんですが、判断推理は更に暗記が向いていると思ってます。
当初、9割は安定してとることができていたので、その勉強法を説明します。(合格には7割とれれば十分です。)
目次
公務員試験の判断推理のコツ【苦手でも点が伸びる】
まず、判断推理はコツや勉強法を抑えれば、苦手でも得点が伸びる科目です。
ぶっちゃけ公務員試験の中ではかなりオイシイ科目だと思ってください。
センスや地頭なんて必要ありません。
もし捨てようと思っているならもったいないですよ!
詳しくは後述しますが、判断推理は数的よりも安定して高得点を取れる科目だからです。
問題数も多いので、コツを知って得点が伸ばせれば、合格がグッと近づいてきます。
ここからは、確実に得点が伸びる効率的な勉強法とコツを紹介していきます。
※空間把握も判断推理の一部ですが、やはり勉強法に関して異なる点はありますので、空間把握の勉強法は以下の記事で紹介してます。
判断推理のコツと勉強法【全国2位をとった方法は単純】
では、判断推理の具体的なコツや勉強法に移っていきます。
判断推理は出題数が多いこともあり、やはり重要なのは安定して得点をとることです。
模試で調子がよかったのに本番で大失敗なんてことになったら本当に笑えませんからね。
それを踏まえて、以下の勉強法でいきましょう。
判断推理のコツ:数的と同じく「パターン暗記」がベスト
基本的には、以下の数的処理に関する記事で解説した勉強法と同じく、解法のパターン暗記で対応できます。
というより、判断推理にはこの解法が非常に向いています。
上記の記事はざっくり言うと「数的は問題を見ただけで瞬時に回答が思い浮かぶまで問題パターンを暗記すれば、劇的に得点が安定するよ」という記事です。
判断推理もベースは同じコツでいいでしょう。(詳しい勉強法と手順は数的の記事参照)
「パターン暗記」を続けていれば、数的よりも早く得点が安定してとれるようになるはずです。
判断推理の問題集はやっぱり「スー過去」
次に、使用する問題集ですが、数的推理や他の科目と同じく、やはり「スーパー過去問ゼミ」(いわゆるスー過去)がおすすめです。
判断推理は問題パターンが比較的少なめですが、「スー過去」はかなりのパターンを網羅しています。
正しい勉強法とコツを抑えれば、これ1冊だけで8割はとれます。
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判断推理の勉強法で意識すべきコツ
さて、問題集も勉強法も、数的と同じで良い(むしろ判断推理の方が効果的)という話をしてきました。
数的の記事では「余計な時間を省くために、解けなかった問題以外は紙に書かずに、頭の中で答えにたどり着く過程を描いてください」と書きましたが・・・
判断推理のコツとして、複雑な表を書く問題も多いので、毎回紙に書いて解く必要があります。
もちろん頭の中で完結できる簡単な問題なら、表は書かなくてもいいです。
しかし複雑な表を書く場合、頭の中ではわかっているつもりでも、書いてみると思い通りにいかないことが多々あります。(私がそうでした。)
なので、基本的には紙を使って解くようにしてください。
複雑な表を書く必要がない問題は、数的と同じく頭の中で思い浮かべるだけで結構ですよ。
もちろん頭の中では、答えの数字まではたどり着かないと思いますが、それで大丈夫です。
細かい計算は省いて、「答えにたどり着く過程」のみをイメージしてください。
うそつき問題も図形問題も、全部暗記でOK
判断推理で苦手な人が多いのは、やはり「うそつき」と「図形」だと思います。
- まず、うそつき問題はパターン暗記がかなり効く問題です。
多少応用問題が出ても、根本のやり方は変わらないので、相当難易度の高いうそつき問題以外は対応できます。
-
次に図形問題ですが、こちらは正直、一部暗記だけでは解けない問題があります。
判断推理で唯一、パターン暗記で7割とるのが難しい分野ですね。
ただ、模試の結果など見ればわかりますが、実は図形問題は正答率も低いです。
公務員試験では、周りができない問題をとれるようにする必要はない試験です。
図形の分野もパターン暗記で6割程度は十分とれるので、基本的な問題だけとれるようにしておけばOKです。
判断推理のコツは「パターン暗記」による勉強法がベストな理由
ここまで聞くと、「紙に書いて解く分、数的のパターン暗記より時間がかかりそう」と思う方がいるかもしれません。
それでは、「判断推理とパターン暗記」の話に移りましょう。
数的処理は問題パターンが多いので、暗記には割と時間がかかります。
それに比べ、判断推理は「こういう問題ならこういう表を書く」などのパターンが明らかでわかりやすいんです。
なので、解法の暗記を一通りしておけば、「この問題はあの表を書くパターンだな」というのがすぐにわかるようになります。
わかりますか?
多少ひねった問題が出ても、実は表の書き方やコツさえわかってしまえばほとんどの問題は解けるんです。
パターンさえ覚えてしまえば「これ、進研ゼミでやったやつだ!」状態です。それもほとんどの問題が。
判断推理は、解法パターンの暗記をしてしまえば、見える世界が変わりますよ。
効率を最大に高めたら、あとは量で勝負
以下の記事でも話したように、公務員試験を攻略するために必要なのって「暗記効率×勉強時間」だけなんです。
この本質さえわかってしまえば、やることは単純です。
まずは「効率」を更に上げる方法を軽く紹介します。
パターン暗記だけでも効率は上がるんですが、問題集の回し方にもコツがあるので工夫しましょう。
人間は忘却曲線に沿って、物事を忘れていきます。
「1日後には、覚えたことの66%を忘れてしまう」なんて話は有名ですよね。
「短期記憶から中期記憶、そして長期記憶」へと効率的に移行させるために、今日やった範囲は明日見直して、次は1週間後、1か月後・・・という形で、忘却曲線を意識した勉強を心がけましょう。
あとはコツとは言えないですが、結局重要になってくるのが、とにかく問題集を繰り返し学習することです。
私がチューターをやっていた頃に「パターン暗記をしても得点が伸びません」という方は、話を聞いてみると問題集を大抵2~3周しかしていませんでした。
「結局量をこなすのも大事」というコツを伝え、その後5~6周位するころにはその生徒たちも安定して得点するようになっていました。
数をこなせば確実に道は開けますので、根気強く続けましょう。
数をこなすための、最速で問題集を回せるこの勉強法ですからね。
これによって、本番の時間配分にも余裕ができ、全体の点数の底上げにつながるはずですから。
ここまでのことが理解できれば、あとは参考書を適切に選んで実践するだけで、判断推理に関してはもらったも同然です。
おススメの参考書に関しては別の記事で詳しく書きますが、量をこなす意味でも、「スー過去」を何周もできればそれがベストだと思います。
先ほども説明しましたが、これだけ有名になっているだけあり、非常に優れている問題集ですからね。
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判断推理のコツ・おすすめ参考書・勉強法まとめ
- 判断推理はオイシイ科目なので捨てるのはやめましょう。
- 「解法のパターン暗記」で判断推理を安定した得点源に!
- 確実に得点は伸びますので、とにかく根気強く何周も続けましょう。
結局最も重要なコツは、ここで紹介した勉強法をとにかく継続することです。
問題を解くときに瞬時に解法が思い浮かぶようになればなればこっちのものです。
何度も言うようですが、正しい勉強法でやれば判断推理は確実に伸びますので、頑張ってくださいね。
判断推理のコツ・勉強法で悩んでいる方にとって、少しでも助けになれば幸いです。
このサイトでは他にも、公務員試験で複数上位合格した現役講師の私が、筆記・面接・論文について解説しています。 公務員試験に必要な情報は全てここに詰まってるので、是非見ていってください。