理科の公式やグラフ

公務員ラボへようこそ。

受験生A
自然科学のおススメ参考書と効率の良い勉強法を知りたいです!
受験生B
どれを捨て科目にすればいいか、受験先別の情報があればいいなぁ。
受験生C
文系だから物理・化学がすごく苦手です・・・
コムオ
こういった皆様のお悩みに、現役公務員のコムオがお答えします。


【受験先ごとに解説】捨てる科目数とその選び方



本の上に置かれた眼鏡

まず、公務員試験全体での捨て科目の選び方は以下の記事で解説していますので、捨て科目を作るにあたって、こちらを参考にしてください。



さて、ここでは、あなたの志望度が高い受験先ごとに、何科目捨てるべきか・どの科目を捨てるべきかをお教えします。


志望度が高い試験種が複数あるという方もいると思いますので、そういった方のニーズにも対応できるよう、併願も想定して書きました。

ちなみにそういった方は、ある程度第一志望に絞って勉強するのか、複数の試験で合格を狙いに行くのか、ご自身の希望と改めて向き合い、この記事を参考に意思を固めてしまってください。


他の受験先と比べて第一志望のところにどれだけ行きたいのかということは、はっきりさせておくべきです。

他の科目でも試験種ごとに頻出の分野・そうでない分野はありますので、これは避けて通れない問題ですからね。

コムオ
「どうしても決められない!」という方は、もちろん一人で決める必要はありませんので、私に直接ご相談くださっても構いません。



ちなみに、この記事ではほとんどの試験種で、化学と生物を捨てることはおススメしていません。
自然科学の中では出題数の多い2科目だからです。


詳しくは勉強法の項目で後述しますが、特に化学は苦手意識がある方も多いと思います。

しかし、それだけ多いということは逆に出し抜けるチャンスです。分野を絞っても良いので、やってみましょう。


最も効率の良い勉強法と参考書を紹介していますので。



国家系の志望が高い方(国家総合・国家一般・国税・財務・労基 全て共通)




国家系(国家総合・国家一般・国税・財務・労基)の出題数は以下の通りです。

  • 化学:1問
  • 生物:1問
  • 物理:1問
  • 地学:出題なし


国家系の試験は、自然科学の出題数が最も少ない試験です。
それに加えて、専門科目に傾斜がかかるので、教養科目の重要度は下がります。


以上のことから、国家系の志望度が高い方は、自然科学は2科目捨てていいです。

ここからはその科目の選び方を解説します。

国家系の捨て科目はコレ!
まず、地学を捨てましょう。出題がないので、言うまでもないですね。


もう1科目捨てるのは、物理がおススメです。

なぜなら、文系の方が苦労する科目である上、特別区を除き他の試験種でも1問しか出ないからです。


国家系専願という人は少数派だと思います。

例え、「地方公務員は行きたくないけどとりあえず受ける」というお考えの方であっても、他の試験を受けるのであれば、そちらとのシナジーを考えて、捨て科目は物理にするのがいいと思います。


こんな感じで、基本的に物理と地学の2科目を捨てる形になります。


ちなみに、「どうしても化学が苦手なので、3科目捨てて生物だけを勉強したい」という方もいらっしゃるかもしれません。

コムオ
やっぱり、他の試験でも出題数が多い化学と生物は、できれば捨てないでほしいんですよね。



唯一「国家系だけしか受けません」という方には、もう1科目捨てる選択肢もあると思います。

生物は暗記さえすれば誰でも簡単に点数が取れるので、もちろんその場合は化学を捨てましょうね。


ちなみに理系の方は自然科学は得点源にする必要があると思いますので、地学以外は全て得点源にしていきましょう。



地方上級・市役所の志望度が高い方



地方上級市役所の出題数は以下の通りです。(市役所は受験先によって異なる場合があります。)

  • 化学:2問
  • 生物:2問
  • 物理:1問
  • 地学:1問


地方上級・市役所は、以下の記事でも解説した通り、人文科学の出題が非常に多いので、自然科学よりもそちらの方が重要度は高いです。


ただ、自然科学の出題数も少なくないうえ、基礎レベルの出題が多いので、出来る限り勉強しておきたいところなんですよね。

あとは、地方上級の中でも問題選択型である関東型を受けるのか、


ということで、結論は以下の通りです。

①地方上級関東型、市役所(問題選択式)を受験する方は1科目捨てましょう。

②地方上級全国型・中部北陸型、市役所(全問必答型)を受験する方は、できれば全科目勉強しましょう。



まず①に関してですが、問題選択の試験を受ける方は、1科目くらいは捨てましょう。


やはり問題選択式なので1科目くらい捨てても何の問題もありません。選択しなければいいだけですからね。


捨てる科目は理系の方でなければ、物理がおススメですね。

何度も言っているように化学と生物は捨てないでほしいですし、地学は楽勝科目ですので、消去法で物理になります。


ちなみに、もう1科目捨てたい方は以下を読んでくださいね。



どうしてももう1科目捨てたい方へ
個人的に、もう1科目捨てることはおススメしません。
頻出分野を後述するので、範囲を最低限まで絞ってでも、できれば勉強してほしいです。


ただ、正直2科目ぐらい捨てても他の科目で得点できれば十分合格にたどり着けるのは、事実なんです。

なので、自己責任ですが、他の科目を頑張るならありっちゃありです。



ちなみに上記の場合にもう1科目捨てる科目として、この場合は化学or地学になります。


ここまで、化学は捨てないように言ってきましたが、この場合は捨て科目にするのもアリです。


なぜなら、どうしてももう1科目捨てたいということは、「自然科学がとても苦手で、勉強する時間の余裕もない人」だと思います。



化学は範囲を絞りつつ効率的な勉強法を実践すれば、難しい科目ではありませんが、このような人は化学に抵抗もあるでしょうし、少ない勉強時間も更に削られてしまうと思います。


なので、最低限の勉強で生物・地学を攻略して、他の科目で勝負するのもアリなんです。

まあ2科目出題される化学を捨てているので、安定感を捨てることにはなります。
それぞれ合格の可能性が高いと思う方を選んでください。

次に、②の「地方上級全国型・中部北陸型、市役所(全問必答型)を受験する方」に関してですが、こちらは①と違い全問必答なので、できれば全部勉強してほしいです。


ただ、時間に余裕がなければ1科目捨ててもいいです。


全問必答の試験では、他の受験生も捨て科目は少ない印象です。

特に、この試験の志望度が高い方は、できる限り4科目全部学習した方が良いかと思います。

コムオ
人文科学のほうが出題数が多いとはいえ、自然科学の出題数もばかにならないですもんね。

 


「どうしても時間に余裕がない方は1科目捨てることも選択肢になり得る」というくらいですね。


この場合に1科目捨てるのであれば、やはり物理を捨てましょう。



特別区の志望度が高い方



特別区の出題数は、以下の通りです。

  • 化学:2問
  • 生物:2問
  • 物理:2問
  • 地学:2問


全試験種の中で最も自然科学の出題数が多いです。


そのため、特別区の志望度が高い方は問答無用で全科目勉強していただきたいです。

全科目=全範囲ではありません。頻出でない分野、どうしても苦手な分野は捨てて良いです。



「ここまで捨て科目として推奨されてたけど、物理も勉強するの?」と思う方は以下をご覧ください。

物理を捨てないでほしいワケ
確かにここまでは捨て科目として物理をおススメしてきましたが、ある程度の点数を確保するだけならそんなに大変な科目じゃないんです。

なぜなら、問題のパターンが限定されているので、そのパターンを暗記するだけで十分得点できてしまうからです。特別区のような基礎問題が多い試験ではなおさらですね。


また、他の試験では出題が少なかった物理が、特別区では2問も出ます。

2問出る前提ならばコストパフォーマンスのいい科目だと思いますので、物理もやっておきましょうね。


特別区では難しい問題は出ませんので、物理や化学といった自然科学が苦手な方でも十分得点できます。

以上のことから、特別区では範囲を絞ってもいいので、全科目勉強しましょう。



都庁の志望度が高い方




都庁
の出題数は以下の通りです。

  • 化学:1問
  • 生物:1問
  • 物理:1問
  • 地学:1問


出題数自体は少ないですね。

しかし、全問必答であり、ボーダーも高くなりがちな都庁の試験において、捨て科目は少なくしておくのが無難です。


コムオ
1問ずつしか出題されないので、他の科目に自信があるなら捨てても良いですが、もちろん捨てても1科目です。



1科目捨てる場合は、物理か化学の苦手な方を捨てましょう。


公務員試験では珍しく化学が1問しか出題されないということで、化学の重要度が比較的低い試験なので、都庁では化学をすてるという選択があり得ます。

併願も考えると化学のほうが重要ですが、物理のほうが学習にかかる時間は少ないからですね。



特にどちらのほうが苦手というのがなければ、他の試験種も頑張りたいなら物理を捨て、都庁にある程度絞って勉強したければ化学を捨てましょう。



おススメ参考書と効率の良い勉強法【頻出分野に絞ろう】



理科の公式やグラフ
捨てる科目は決まったでしょうか?

決まったらいよいよ勉強法と参考書を紹介していきましょう。


私が受験生の頃に試行錯誤しながら確立したもので、シンプルですが最も効率の良い勉強法・参考書ですので、是非実践してくださいね。


物理・化学と生物・地学に分けて解説していきます。



物理・化学は「範囲を絞る」&「パターン暗記」で苦手な人も得点源に!

文系の方は苦労することも多いであろう物理・化学からです。


正直、生物・地学で気を付けることは少ないので、こちらの勉強法をマスターしてしまえば自然科学はもらったも同然です。

まずは参考書から紹介していきますので、是非最後までお付き合いください!

自信を持ってお勧めできる参考書




まず、過去問集に関しては、LECの「クイックマスター」(通称「クイマス」)を使いましょう。

解説もわかりやすいですし、問題の選定も素晴らしいので、出来れば「スーパー過去問ゼミ」よりも「クイックマスター」を使いたいところです。


次に、補助の参考書としては「ザ・ベスト+」が良いでしょう。


こちらは分量が多いので最初から最後まで読むのは時間の無駄になってしまいますが、補助の参考書としては非常に丁寧でわかりやすいものになっています。

クイマスだけでは解説が理解できないこともあるので、そういったときに補助として使いましょう。また、クイマスの暗記事項をまとめて覚えたいときや、関連する内容を整理したいときにも役立ちます。

 

物理・化学の勉強法はコレできまり!


勉強法としては、まず分野を絞って「クイックマスター」を解いていきます。(頻出分野に関しては後述します。)

暗記問題はその問題においてキーになっている事項を暗記しておいて、似た問題が出たら解けるようにしましょう。

ここで単純暗記では覚えるのが大変そうな場合や、他にもつながりで覚えることがありそうな場合(例:炎色反応など)は、補助として「ザ・ベスト+」を使いましょう。


そして、多くの方が苦手意識を持っている計算問題は、以下の数的処理の記事で解説したように、パターン暗記」を使いましょう。



実は物理・化学の計算問題は、「パターン暗記」が非常に効果的です。

算問題に関しては同じような問題が頻繁に出るためです。
むしろ、今まであまり出ていないような問題が出たら、皆出来ないので解けなくて良いですからね。

コムオ
特に物理なんかはパターン問題ばかりなので、模試や本番を受ける中で、「またこの問題か」と何度も思うはずですよ。



ちなみに応用問題は物理・化学が得意な方のみやりましょう。
まあ、多くの方は得意じゃないと思うので、基本問題だけをやりこみましょう。


公務員試験では、「苦手な科目で最低限の問題を解ける」これだけのことでも大きな武器になりますからね。


以上で勉強法は一通り解説し終えました。
要するに計算問題もそれ以外も暗記してしまえば解けますよという話です。

物理・化学は頻出範囲に絞って勉強しよう


最後に、最も重要といっても過言ではない、勉強する範囲の絞り方を解説します。


まず物理に関しては、

  • 力学
  • 波動
  • 電気(余裕があれば)


この3つだけやっておけば、十分得点できます。
ちなみに、上から頻出順になっていますので、電気に関しては時間がなければやらなくても良いです。

最頻出の「力学」パターン暗記が面白いほどハマる科目なので、物理を捨てようと思っている方もこの分野の基本問題だけでもやってみても良いでしょう。


次に化学に関しては、

  • 無機化学
  • 理論化学(計算に抵抗がない範囲で)


無機化学は単なる暗記科目です。
少し覚える量は多いですが頻出分野なので、「ザ・ベスト+」を上手く使いながらこの分野だけでも得点できるようにしましょう。

理論化学は、計算問題が多いです。
パターン暗記で対応できるものが多いですが、化学反応式など、難しくはないですが、多少化学の考え方が必要とされるものがあります。

そういったものは模試などでも正解者が少ないので、無理して学習する必要はありません。


そのため、過去問の中で理論化学の考え方がわからなくても解ける問題(パターン暗記で対応できる問題)を学習するのが良いと思います。

計算に抵抗がなければ全て学習するのももちろんアリです。

有機化学について
化学には、有機化学という分野がありますが、基本的に勉強しないでください。

この分野、過去問を一見する限りでは暗記でそこそこ解けそうなのですが、範囲が広く、同じような問題が出ることが少ないので、勉強したとしても全く点数が安定しません。(私がそうでした。)


基本的に出題頻度も低いです。

特別区ではたまに出ますが、やはり得点はしにくいです。仮に特別区が第一志望の方でも、学習しないことをおススメします。


「コストパフォーマンスの悪い科目・分野には手を出さない」これは公務員試験の鉄則です。




生物・地学は正文化で確実に安定した得点源にしよう!




さて、先ほどの物理・化学の項目は少し文章も長く、読むのも大変でしたね。

コムオ
ここまで来ればもう少しです。生物・地学の勉強法は非常に単純ですから、頑張りましょうね!



まず、使う過去問集だけ気を付けてください。物理・化学とは異なるものなので。


生物・地学共通で、「過去問ダイレクトナビ」という過去問集です。

これだけで十分です。補助の参考書はいりません。


勉強法に関しては、公務員試験の勉強法の主流になりつつある、「正文化」でOKです。

正文化については以下の記事にて詳しく紹介していますのでご覧ください。過去問ダイレクトナビについても詳しく紹介しています。




既に正文化をしてくれている非常に優れモノな過去問集が「過去問ダイレクトナビ」ということになります。

ただ、この過去問集、物理・化学も出版されていますが、いくら優秀な過去問集だからといって、間違っても物理・化学もこの参考書を使おうとは思わないで下さいね。

理由はお分かりかもしれませんが、計算問題に正文化は向きませんから。
生物・地学はたまーに計算問題がありますが、難しい問題はないので大丈夫でしょう。



ちなみに生物も地学も、特筆すべき頻出分野はありません。

「全範囲やるの大変そう・・・」と思いましたか?

コムオ
大丈夫です。
「ダイレクトナビ」の問題それぞれ50問ずつを何周か回すだけです。



正文化「ダイレクトナビ」を使えば、一度も紙に書かない上、ぺージをめくらずに解説が読めるので時間は想像以上にかかりません。

それに比較的暗記が楽な2科目なので、それほど苦労しないはずです。



以上の勉強法で、この2科目はこれから確実にあなたの武器になるはずですよ。



まとめ



  • 自然科学の捨て科目を決める際は、この記事を参考に、試験種別で考えよう!

  • 物理・化学は苦手な人でも「範囲を絞る」&「パターン暗記」で最低限の得点を確保しよう!

  • 生物・地学は正文化を使って、効率よく、確実に得点源にしていこう!


自然科学で悩んでいる方は多いと思います。

ただ、悩みの内容も試験種や勉強の進み具合によって違ったりするので、今回は「出来る限り様々な方の悩みを解決する手助けになる記事を書こう」と意識しました。

「第一志望は国家だけど地方上級の志望度も高い」という方、「1科目しか捨てないように書いてあるけど、時間の余裕がないからもう1科目捨てたい・・・」という方のニーズに答えられる記事を目指したのですが、文章が多くなってしまったことを反省しています。(笑)



話がそれましたが、自然科学は正しい勉強法や参考書・過去問集を選び、実践すれば、実は難しい科目ではないんです。

そのうえ、特別区なんかは自然科学で点数が取れれば非常に大きなアドバンテージになります。



苦手意識があって手を付けられないでいた方も、この記事を読んで「やってみようかな」という気持ちになっていただけたら幸いです。



この記事を読んでわからなかったこと、その他公務員試験に関して、公務員の仕事に関して、なんでも気軽に聞いてくださいね。