公務員ラボへようこそ。
私はTOEIC825点を取得しています。
これは、公務員試験のために勉強し、取得したものです。
その結果、公務員試験で有利に働き、特別区や国家一般は上位合格することができました。
「TOEICのお陰じゃないのでは」と思った方も多いと思います。
もちろん、TOEICはあくまで多くの要因のうちの1つですが、間違いなく私の合格を手助けしてくれました。
私は公務員試験でTOEICの重要性は高まると思っていましたし、これからもより重要になっていくと確信しています。
今回は、公務員試験でTOEICが有利になる理由を、元公務員で現在は予備校講師をしている私の体験談をまじえて解説します。
目次
公務員試験におけるTOEICの重要性は年々増している
「TOEICを取得しても公務員試験でそんなに有利にならない」という時代は終わりつつあります。
2021年現在までTOEICの重要性は上がり続けてきましたし、これからもそうでしょう。
以前はTOEICで加点される公務員試験なんて、国家総合職くらいしかありませんでしたよね。
具体的に「どの試験でTOEIC加点があるのか」というのは、以下で解説しています。
公務員試験でTOEICが有利な6つの理由
公務員試験でTOEICが有利になる場面は多いですよ。
ここでは、TOEICが有利に働く理由を6つ、簡単に解説していきます。
受験先によっては加点がある
これは先ほども紹介しましたね。
この加点はスタートラインを変えてしまうので、非常に大きいです。
正直、加点がある受験先を受けるのであれば、TOEICの取得は必須級だと断言できます。
「TOEICがあると有利」ではなく「TOEICを持っていない人が不利」になる
TOEICで加点される自治体がますます増える中、こういった時代になりつつあります。
加点されるだけでなく、面接でも有利になりますからね。
ところで、私はTOEICの加点がある公務員試験は1つも受けませんでした。
それは他にも有利になる点がたくさんあるからです。
教養試験の英語の得点が安定する
これは間違いないです。
TOEICと比べたら、教養の英語は簡単です。
なので、TOEICの勉強を軽くしたくらいでも、安定感が出てくるはずですよ。
教養試験の英語の出題数は、どの試験でも多いので、この安定感の差は有利になるでしょう。
国家一般や国税専門官の専門科目で英語を選択できる
- 国家一般では英語基礎・英語一般
- 国税専門官では英語・商業英語
このように、国家公務員では英語が専門科目として出題されます。
商業英語はともかく、他の3科目はTOEICの勉強をしっかりしていれば選択できます。
国家公務員の専門科目は傾斜がかかるので、配点が教養よりも高くなります。
そんな重要な専門科目ですが、難しい出題が多く、年によっても難易度の上下が激しいんです。
そんな中、英語は安定して高い正答率を誇っています。
印象としては3科目とも、かなり安定して得点ができる科目でしたよ。
他専門科目の勉強の負担と比べたらかなり軽く有利なので、本当におすすめです。
面接でTOEICの話を振られたら、毎回好感触だった【体験談】
これは私の体験談ですが、面接でTOEICの話を振られることは多かったです。
800点超えだったこともあると思いますが、これまで講師として多くの受験生を見てきた中で600点代の受験生も「そこそこ面接官からTOEICの話をされる」と言っていました。
なので、800点を目指す必要はもちろんありません。
TOEICは、「受験生が努力した証」みたいな意味もあるので、TOEIC加点のある自治体でなければ、600くらいでも十分でしょう。
もちろん点数は高いに越したことはありませんが。
ちなみに、正直「TOEICの話題が出てしまえばイージーモード」でした。
国家公務員・地方公務員にかかわらず、どの面接でもTOEICの話は好感触でしたからね。
TOEICの得点に対してというよりは、そのための努力の過程のエピソードが好印象でした。
将来のためにTOEICの勉強をしたという意識の高さは、履歴書にTOEICを書くだけで何もしなくても伝わります。
面接官はTOEICの点数だけでなく、そこに至るまでの努力の過程を重要視しています。
なので、点数は高くなくても良いです。
ただ、努力の過程に関するエピソードは、しっかり作り込んでおきましょうね!
民間併願にも活きる
まず私は、民間併願をおすすめしています。
民間併願をする中でも、TOEICの話は何度も出てきましたし、その話が出た面接の通過率はかなり高かったです。
公務員試験というくくりだけでなく、民間併願で有利になることからも、おすすめです。
公務員試験合格後も役に立つ
「公務員としての仕事に英語なんて必要ない」と思う方もいるかもしれません。
ただ、国際化が進む昨今、そんな時代ではなくなっていますよ。
私が勤務してた市役所にも外国人は多く訪れてましたし、そんなときにカタコトでもいいので意思疎通ができる人材は重宝されます。
多かれ少なかれ、TOEICの取得が仕事で有利になる場面は訪れます。
公務員試験受験生がTOEICを取得するデメリット
TOEICを取得するデメリットは2つです。
「時間とお金」
非常にシンプルですね。
この2つについて解説します。
公務員試験でTOEICを受けるデメリット①お金
まず、お金に関しては、諦めてください。
そもそも、公務員試験にお金は惜しむべきではないからです。
あなたの一生を左右するこの試験で、数千円というお金を惜しんでしまうのはもったいなすぎますから。
働き始めれば、それくらいはすぐに稼げます。
公務員試験でTOEICを受けるデメリット②時間
問題は時間ですよね。
「公務員試験の勉強をしながらTOEICの勉強を両立するのは難しそう」と思う方も多いでしょう。
ただ、TOEICの勉強なんて大してしなくてもいいんです。
本当に時間をかけたくなければ、公務員試験の英語の勉強だけして、筆記試験が終わってすぐTOEICを受けるというのもアリです。
それでも、公務員試験の英語を勉強してたお陰で、意外と得点がとれたりしますからね。
もし時間に多少余裕があれば、TOEICの勉強を最低限しましょう。
最低限の時間で攻略する方法を選べば、デメリットよりもメリットの方が大きくなると思いますよ。
具体的な勉強方法については、以下で書きました。
公務員試験でTOEICが有利になる理由まとめ
私は、今振り返っても「TOEICが公務員試験に上位合格できた要因の一つ」だと思っています。
- まだ時間に余裕がある方
- 受験先でTOEIC加点がある方
- 国家一般or国税で英語を選択したい方
こういった方はもちろんですが、それ以外の方も筆記が終わったら受けるだけでもおすすめします。
800点なんて必要ありません。600点でも十分。
点数は最低限でもいいんです。
面接官はあなたの努力の過程を見ているんですから。
TOEIC取得は一見遠回りには見えますが、最終的に有利に働くので合格への近道だと思いますよ!
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