公務員ラボへようこそ。
- LEC模試:全国6000人中2位
- 特別区・国家一般:上位3~5%で合格
- 武蔵野市(倍率約50倍):4次合格(最終辞退)
- その他市役所・裁判所など最終合格
- 公務員予備校で筆記・面接を教え、多くの合格者を輩出
確実にあなたの合格の助けになると思うので、是非最後までご覧下さいね。
この記事では、筆記試験対策に絞って紹介します。
面接対策は筆記試験が終わってからでもOKですが、筆記試験前に行っておく面接対策としては、以下の方法で自身の強みを把握しておくことがおすすめです。
目次
千葉市役所のボーダー・倍率・難易度・学歴
千葉市役所の試験は行政Aと行政Bの2つがあり、それぞれの試験内容は以下の通りです。
- 行政A
1次試験:教養・専門・面談
2次試験:論文・面接
- 行政B
1次試験:教養・自己PR論文・集団討論
2次試験:企画提案論文・面接(+語学加算)
行政Aは「一般的な公務員試験」で、行政Bは「民間志望者や社会人経験者が受けやすい試験」という印象ですね。
この記事では、基本的に行政Aの攻略法について書き、行政Bの対策については最後にしっかり解説します。
では、まず採用試験のボーダーや倍率、難易度を知っておきましょう。
受験先の特徴を知っておくのは大事ですからね。
倍率は普通程度
- 行政A(R1年度)
受験者 | 1次(筆記)合格者 | 1次(面談)合格者 | 最終合格者 | 倍率 |
392 | 206 | 174 | 81 | 4.8 |
- 行政B(R1年度)
受験者 | 1次(筆記)合格者 | 1次(集団討論)合格者 | 最終合格者 | 倍率 |
22 | 20 | 14 | 9 | 2.4 |
ちなみに、行政Aを例にすると、1次試験は「筆記試験の合格者のみが面談を受験できる」ことになっています。
他の市役所と比べて、倍率は高くも低くもないですね。
行政Aの「1次試験の倍率は2.3倍」、「2次試験は2倍」です。
1次・2次ともに同程度の倍率であることがわかりますね。
ちなみに、行政Bに関しては、この年の倍率がたまたま低かっただけで、基本的に行政Aと同じ程度の倍率であると思ってください。
なので、「倍率が低いから行政Bにしよう」などとは考えない方が賢明です。
筆記試験のボーダーは〇割!
千葉市では、正式なボーダーが公表されています。
問題が持ち帰れないので、自己採点はできませんけどね。
行政Aの筆記試験ボーダーは、5.5割です。(R1年度)
基本的に、地方上級試験のボーダーは5.5割~6割なので、少し低めですね。
ボーダーに関して、年によって多少変動はしますが、5.5割から大きく外れることはないでしょう。
合格難易度は?
千葉市役所の難易度は「やや易しい」です。
ここまで解説した通り、倍率・ボーダーに関しては少し低めになっていますよね。
千葉市役所の筆記試験は「地方上級の全国型」という出題形式で、しっかり勉強すれば6割程度の得点は十分可能です。
そして、面接もある程度対策すれば、この倍率なら合格は難しくないでしょう。
ということで、筆記・面接を総合的に考慮し、難易度はやや易しいとしました。
千葉市入庁者の学歴
千葉市入庁者には、どれくらいの学歴の方が多いのでしょうか。
千葉市役所には知り合いがいるので、聞いてみました。
以下の学歴の方が多いようです。
- 千葉大学
- 千葉商科大学
- 千葉工業大学
- MARCH
- 日東駒専
- 早慶
また、偏差値で言うと日東駒専よりも下がる大学や、早慶もいるということなので、幅広く採用しており、学歴は重視してないようです。
千葉市役所合格に必要な勉強時間は?
千葉市役所合格に必要な勉強時間は、1100時間前後が目安です。
基本的に公務員試験の勉強時間は1000時間~とされています。
千葉市では教養・専門・論文と3つの勉強をしなければいけないので、これくらいの勉強時間が必要にはなってきます。
千葉市役所の出題科目【教養・専門試験】
基本的に地方上級は全国型・関東型・中部北陸型の3つに分かれていますが、千葉市役所の試験は、教養・専門ともに全国型の試験になります。
問題自体は、全国型がベースであることに変わりないのですが、少し出題形式が異なっています。
まず全国型の出題科目については、以下の記事で解説しています。
上記の全国型と千葉市で異なる点は、以下の通りです。
- 教養:55問中45問解答(全国型は50問の必須解答)
- 専門:50問中40問解答(全国型は40問の必須回答)
ただ、これに関しては特に対策を変える必要はないでしょう。
「解けそうな問題だけ選択できるので嬉しい形式」というだけで、特にここを意識して対策する必要はありません。
千葉市役所の筆記・面接の配点【リセット方式】
千葉市役所は「1次試験の結果を2次試験で考慮しない」リセット方式を採用しています。
教養・専門・面談の結果は、ボーダー上でも満点でも、2次試験では横並びになるわけです。
なので、行政Aであれば「最終合格は面接と論文だけで決まる」ということですね。
ただ、「リセット方式だから筆記の勉強は最低限でいいや」と考える人はいませんよね?
筆記・面接の配点
続いて、受験先の配点も非常に重要なので、配点を把握してメリハリをつけて対策をするようにしましょうね。
千葉市役所(行政A)の配点は以下の通りです。
- 1次試験
教養:専門:面談=1:1:2
- 2次試験
論文:個別面接=1:3
2次試験では他市と同様、面接が重視されていますね。
1次試験も配点だけ見ると、面談試験が最重要に見えます。
ただ、倍率をみればわかるかと思いますが、面談試験で落とされる人はかなり少ないんです。
筆記試験の段階で落ちる方が圧倒的に多く、筆記さえ通過してしまえば、1次は高確率で合格できます。
なので、やはり1次は筆記最優先で対策していく必要がありますね。
これを踏まえて、千葉市の筆記対策を解説していきます。
千葉市の筆記試験対策【教養・専門】
では、筆記試験対策に入っていきます。
千葉市では千葉県庁などと異なり、地方上級全国型の試験になります。
全国型の対策については、先ほども紹介した以下の記事をご覧ください。
私が実践して結果を出した、効率的な勉強法を科目ごとにまとめてあります。
上記の記事を参考にしつつ、千葉市役所にターゲットを絞った勉強をしましょう。
多くの受験生は、千葉市役所の対策に特化した勉強はしていません。
「公務員試験対策」という漠然としたくくりでしか勉強していないのです。
なので、志望度が高い試験に関しては、その受験先の特徴を把握し、それに応じた効率的な対策を行うことで確実に差をつけられます。
私が公務員試験に上位合格できた要因として「受験先特化の勉強法を考え、実践できたこと」はとても大きかったと思っています。
なのであなたも全国型の記事に書かれていることを踏まえ、「千葉市役所に特化した対策」を行いましょう!
千葉市役所受験者が最優先でやっておくべき対策【特に直前期】
千葉市役所は、経済学をはじめ、一部の科目で少し独特の癖があります。
そのため、千葉市役所の過去問は必ずやっておくべきです。
特におすすめなのは、やはりとても多くの受験生が使っている地方上級 過去問500です。
(2024/10/06 15:35:57時点 楽天市場調べ-詳細)
(2024/10/06 15:35:57時点 楽天市場調べ-詳細)
直前期は「過去問500」、時間のある方は「スーパー過去問ゼミ」
直前期には間違いなく「過去問500」で地方上級の過去問のみに絞った問題をやっておくべきです。
そこで、時間がある程度ある方には、全科目に共通して「スーパー過去問ゼミ」がおすすめです。
よって、
- 時間がある方→スーパー過去問ゼミ→過去問500
- 時間がない方→過去問500
という流れがおすすめです。
(2024/10/06 15:34:35時点 楽天市場調べ-詳細)
(2024/10/06 15:35:57時点 楽天市場調べ-詳細)
(2024/10/06 15:35:57時点 楽天市場調べ-詳細)
千葉市役所の論文試験対策
千葉市役所では、2次で論文試験が実施されます。
配点は「面接試験の3分の1」ですが、しっかり勉強しておかなければ差がつく点数です。
論文試験の過去問
「少子高齢化社会の問題点」を具体的に挙げ、行政としてどのように取り組むべきか、あなたの考えを述べなさい。(H30年度)
「まち・ひと・しごと創生」の観点から、千葉市での取り組みについて、具体的な施策を挙げ、あなたの考えを述べなさい。(H29年度)
「選ばれるまち」になるために、住民の暮らしをサポートする自治体のありかたについて、あなたの考えを具体的に述べなさい。(H28年度)
これまでの傾向を見ると、頻出問題の出題が多いです。
これを踏まえ、千葉市役所の論文試験対策に移っていきます。
論文対策の勉強法・参考書
そして、これはテクニック的なものになりますが、「減点を減らし、更に高得点を狙う」ために以下の内容を詰めておきましょう。
最後に、千葉市でもたまにある「頻出とは言えないテーマが出題されたときの対策」をしておく必要があります。
千葉市では、過去に頻出テーマでない問題の出題があり、内容的にも対応可能な範囲なので、上記の方法はかなり活きると思います。
そういった年は、そこそこの答案が書ければ十分上位に食い込めますよ。
ここまでの方法を全て実践すれば、正直怖いものはありません。
千葉市の論文試験を受けるにあたって必読の計画とは?
「長期計画や総合計画に目を通しておくように」とはよく言いますが、正直目を通すだけでは論文でも面接でもとっさに使うことは絶対にできません。
頻出テーマだけで良いので、何かしらが行っている取り組みや方針を「暗記」しておくようにしてください。
受験先の知識をアピールすることは、論文の加点要素として非常に大きいですからね。
行政A・BともにTOEICの取得をおすすめします
まず、行政BではTOEICや英検などでの加点があります。
語学加算は配点としては大きくないですが、非常に重要です。
スタートラインから違ってくるわけですからね。
ただ、行政Bで語学加算を採用していることから「千葉市は英語ができる人材を求めている」ことは明らかですよね。
そして、以下でも紹介している通り、メリットは直接的な加算だけではないんです。
なので行政Bの受験者はもちろん、行政Aの受験生もできれば取得しておいてほしいんです。
TOEIC730点が必要になるので、「今から勉強するのは厳しい」と思われるかもしれませんね。
以下の記事では、「最低限の時間で、TOEIC・公務員試験の英語 両方の点数をあげる方法」を紹介しています。
本気で合格を目指す方は、取得しておくことをおすすめします。
千葉市役所【行政B】の対策
まず、行政Bの配点は以下の通りです。
- 1次試験
教養:自己PR論文:集団討論=1:1:2
- 2次試験
語学加算:企画提案論文:面接=1:5:15
集団討論(1次)
集団討論については、以下の記事を読んでいただければOKです。
「加点をもらいやすい立ち回り」について、あまりやっている人が少ない方法を徹底的に解説しています。
倍率は高くないので、不安なら司会はやらなくても十分合格できると思いますが、以下で解説している通り、おすすめの役割は司会です。
自己PR論文(1次)
自己PR論文の過去問は以下の通りです。
これまでの経験の中で、成功したことや輝いた出来事を挙げ、そこから何を学び、千葉市職員としてどう活かしていきたいか述べなさい。(H30年度)
これまでの経験の中で、あなたが挑戦した最も困難な経験を挙げ、その経験から学んだことを千葉市でどのように活かしていきたいか、具体的に述べなさい。(H29年度)
あなたがこれまでに「自分で自分を褒めてあげたい」と思ったエピソードを挙げ、その経験から得たものを千葉市政にどのように活かしていきたいか、述べなさい。(H28年度)
あなたの「これだけは誰にも負けないと思う点」について具体例を挙げて述べるとともに、それをもとに千葉市で挑戦したいことを述べなさい。(H27年度)
これまでの社会や学校等での集団生活において、あなたが最も努力した経験を挙げ、その経験から学んだことを千葉市でどのように活かしていきたいか、具体的に述べなさい。(H26年度)
- あなたの強みorこれまでにがんばった経験
- それを千葉市でどのように活かせるか
千葉市の論文って、この2つを書くだけなんです。
言い回しや微妙な内容の違いはありますが、求められている内容は、実は9割方同じです。
なので「その場で考えて書く人」は合格は難しいでしょう。
「書くことを全て考えておいて、本番で問題文に合わせてその内容を表現する」のがベストです。
面接対策にもなりますから、しっかり練っておきましょう。
企画提案論文(2次)
企画提案論文の過去問は以下の通りです。
現在、千葉市では、「訪れてみたい・住んでみたいまち」の実現を目指しています。今後、千葉市が、全国の人々から「訪れてみたい・住んでみたいまち」と思ってもらうための施策について、企画提案しなさい。(H30年度)
千葉市が抱える課題を1つ挙げ、それを改善・克服するために取り組むべき施策について提案しなさい。(H29年度)
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会において、千葉市ではオリンピック3競技、パラリンピック4競技が開催されます。競技会場都市として、大会の成功を実現するために必要な施策を企画提案しなさい。(H28年度)
千葉市のまちとしての「キャッチフレーズ」を考え、そのキャッチフレーズの実現に必要な施策について、企画提案しなさい。(H27年度)
千葉市の個性を1つ挙げ、その個性を活かし、20年後、30年後の将来を見据えながら千葉市の魅力を高めるための施策を企画提案しなさい。(H26年度)
おまけ:千葉市役所を受験する服装は?
最後に、千葉市役所を受験する際の服装についてです。
- 筆記試験の服装→私服
- 個別面接・集団面接の服装→スーツ
これでOKです。
筆記試験では基本的にスーツを着る必要はありません。
理由は以下の記事で詳しく解説しています。
千葉市役所は受験人数も多いので、筆記試験でいちいち把握なんてできないですしね。
ただ、試験種によっては面接でも「服装は自由。リラックスできる服装で」というような指定がある場合があります。
仮に指定があった場合は、もちろんその通りにしましょう。
千葉市役所の筆記試験・論文対策まとめ
- 千葉市役所の難易度・ボーダー・倍率は他の市役所と比較して、やや低め!
- 千葉市合格に必要な勉強時間は1100時間前後!
- 教養・専門対策は地方上級全国型をベースに対策し、千葉市役所に特化した勉強を心がけよう!
- 論文は「千葉市新基本計画」の「方向性1~5」を読んだうえで頻出テーマ対策をし、更に対策していないテーマが出題されたときの対策も学んでおこう!
千葉市役所の倍率・難易度は高くありません。
なので、この記事でも書いた通り「千葉市役所の試験に特化した対策」を意識できれば合格は決して難しくありません。
ボーダー・倍率ともに近年はかなり低くなっており、明らかにチャンスですからね。
特別区、国家一般など上位合格した私が実践した方法なので、間違いない勉強法だと思いますよ。
あなたもこの記事を読み、「千葉市役所の試験に特化した対策」を心がけて、合格までの最短距離を行ってください!
この記事が、千葉市役所の筆記試験・論文対策で悩む皆様のお役に立てれば幸いです。
この記事を読んでわからなかったこと、その他公務員試験に関して、公務員の仕事に関して、なんでも気軽に聞いてくださいね。