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目次
大阪府庁のボーダー・倍率・難易度・学歴
大阪府庁の試験は1次試験~3次試験まであり、内容は以下の通りです。
- 1次試験:筆記試験(SPI)、エントリーシート
- 2次試験:論文試験、個別面接
- 3次試験:グループワーク、個別面接
まずは、大阪府庁採用試験のボーダーや倍率、難易度、合格者の学歴を知っておきましょう。
受験先の特徴を知っておくのは大事ですからね。
大阪府庁の倍率は高め
- 行政(26-34)
受験者数 | 1次合格者数 | 2次受験者数 | 2次合格者数 | 3次受験者数 | 最終合格者数 | 倍率 |
729 | 321 | 308 | 163 | 150 | 88 | 8.3 |
- 行政(22-25)
受験者数 | 1次合格者数 | 2次受験者数 | 2次合格者数 | 3次受験者数 | 最終合格者数 | 倍率 |
1,055 | 577 | 444 | 291 | 280 | 160 | 6.6 |
- 行政(18-21)
受験者数 | 1次合格者数 | 2次受験者数 | 最終合格者数 | 倍率 |
337 | 126 | 118 | 68 | 5.0 |
大阪府庁では、同じ行政職でも上記のように年齢で試験区分が分かれています。
大阪府庁は大阪市役所と併願ができない日程になっている割に、倍率は高めになってますね。
ただ、辞退者を含めた実質倍率はもっと下がります。
例えば、行政(22-25)の倍率は6.6倍とありますが、実質倍率は4.9倍です。
試験ごとの実質倍率は「1次試験が1.8倍、2次試験が1.5倍、3次試験が1.75倍」です。
倍率はいずれも2倍以下なので、高くはないですね。
ただ、3次試験まであるということなので、総合するとそこそこ倍率が高くなっています。
倍率で言うと、行政(26-34)>行政(23-25)>行政(18-21) ですね。
大阪府庁の筆記試験(SPI)のボーダーは〇割!
大阪府庁では筆記試験で一般的な公務員試験ではなく、SPIが実施されます。
SPIの正式なボーダーは公表されていません。
地方上級のボーダーは基本的に5.5割~6割前後になっていると思いますが、SPIとなるとボーダーも全く想像がつかないですよね。
ですが、私は公務員と民間を併願し、SPIの自治体の受験経験も複数あるので、予測はできます。
年によって多少変動はしますが、ボーダーが5割以下になったり、7割より以上になることは基本的にないでしょう。
大阪府庁の難易度は少し高め
大阪府庁の難易度は、少し高めです。
1次・2次・3次試験の倍率やボーダーはそれほど高くありません。
ですが、3次試験まであるということで、総合的にみると倍率は他の都道府県庁よりも少し高めの難易度になります。
それに、大阪府庁では以下のように様々な試験があります。
- 筆記試験(SPI)
- エントリーシート
- 個別面接×2
- グループワーク
- 論文試験
こういった様々な能力が、3回にわたる試験で試されるわけですから、易しいとは言えませんよね。
特に3次試験では、優秀な受験生しか残らないので、倍率以上に合格は難しくなるでしょう。
大阪府庁入庁者の学歴
大阪府入庁者には、以下の学歴の方が多いようです。
- 大阪大学
- 神戸大学
- 関関同立
- 産近甲龍
また、偏差値で言うと産近甲龍よりも下がる大学や、早慶もいるということなので、幅広く採用しており、学歴は重視してないようです。
大阪府庁の合格に必要な勉強時間は?
大阪府庁合格に必要な勉強時間は、700時間前後が目安です。
基本的に公務員試験の勉強時間は1000時間~とされています。
ですが、大阪府庁では教養試験・専門試験ともに実施されず、筆記試験はSPIと論文試験のみになります。
私自身もかなりSPIを勉強したのでわかりますが、SPIは参考書選びさえしっかりすれば、6割をとるのは難しくありません。
なので、勉強時間としては700時間程度あれば十分可能でしょう。
大阪府庁の筆記・面接の配点を予想しました
大阪府庁は試験の配点を公表していません。
ですが、「配点は公表していません」で終わるのも味気ないので、都道府県庁の試験に一応ある程度詳しい私が、大阪府庁の試験方式や倍率から配点を予想しました。
- 筆記試験(SPI):100点
- 論文試験:50点
- グループワーク:50点
- 面接試験(1回目):100点
- 面接試験(2回目):300点
あくまで予想なので、参考程度にしてほしいですが、一応理由があります。
理由としては以下の通りです。
- SPIを採用する自治体は人物重視の傾向がある
- 個別面接を2回実施する自治体は、2回目の面接の配点が高いケースが多い
- 論文やグループワークは、配点が筆記や面接よりも低いことが多い
- 受験案内の記載より、リセット方式ではないことがわかる
あくまで予想の配点ですが大体は合っている可能性が高いと思っています。
少なくともこの配点が大きく外れることはないのではないかと思うので、是非参考にしてください。
大阪府庁の筆記試験の出題科目【SPI・専門記述】
基本的に地方上級は全国型・関東型・中部北陸型の3つに分かれていますが、大阪府庁の試験はSPIです。
なので、一般的な公務員試験とは違う問題が出題されます。
試験科目としては、以下の2つのみです。
- 言語分野(文章理解)
- 非言語分野(数的処理)
具体的には、以下で書いていますので参考にしてください。
大阪府庁の筆記試験対策の勉強法【SPI】
それでは、大阪府庁の筆記試験対策に移ります。
大阪府庁の1次試験の倍率は約2倍、ボーダーは6割前後と思われます。
確実に合格するには、SPIで6割5分をとるための勉強をしていけば良いわけですね。
SPIの対策は参考書選びを間違えなければ、6割以上をとれる可能性は高いと思います。
現在発売しているSPIの参考書はほぼすべて目を通しましたが、上記の参考書が良いかと思います。
全て自信を持っておすすめできる参考書で、個人的にはベストな参考書だと思っています。
そして勉強法は私が教えなくとも、この参考書の通りに勉強すれば十分です。
つまり私から言えるのは「参考書選びと反復をしっかりすれば、大阪府庁のボーダーを超えるのは難しくはない」ということです。
最もおすすめはキミスカ【SPIアプリ利用者15万人超】
SPIの対策サイトはいくつもありますが、キミスカのSPI対策は個人的におすすめです。
利用者が15万人超いる安心感と、ユーザーのメインは民間就活生ですが、公務員試験を受けている方もいます。
次点でキャリアパークも非常に良い【SPI問題集&解説が200問無料】
キャリアパークは、上場企業であるポート株式会社が運営する、無料の就活サイトです。
民間就活生が利用するイメージがあるかもしれませんが、公務員一本の受験生も相談できる『元公務員によるキャリアパーク就活サポート電話面談』などが実施されており、公務員志望の受験生にもおすすめできるサイトです。
そんなキャリアパークでは、SPI対策にもかなり力を入れており、普通なら3000円相当のSPI問題集200問が手に入ります。
わかりやすい解説もついており苦手分野に特化した対策なども可能です。
大阪府庁の論文試験対策
大阪府庁では、論文試験が実施されます。
配点は高くないと思われますが、しっかり勉強しておかなければ差がつく試験です。
大阪府庁の論文試験の過去問
平成30年度
我が国の社会保障制度は、戦後、公的年金、社会保険、公的扶助など様々な制度が創設され、それぞれの制度の給付内容等を充実させながら発展し、生涯にわたる生活を支援する制度として国民生活に不可欠なものとなっています。
これについて、次の(1)から(3)の問いに答えなさい。(1) 社会保障制度が持つ役割や機能について、説明しなさい。
(2) 我が国の人口構成、就業構造、家族構成や地域社会の状況は、戦後どのように変化してきたか、それぞれ具体的に説明しなさい。
(3) (2)で述べた状況をふまえたうえで、社会保障制度が今後も持続可能な制度であり続けるために必要な取組みについて、あなたの考えを述べなさい。
平成29年度
農林水産省が公表した「平成28年度 食料・農業・農村の動向」によると、平成27年の販売農家における基幹的農業従事者数は175万人で、10年前の224万人から22%減少しました。また、平成28年の農地面積は447万1千haで、10年の467万1千haから4.3%減少しました。
わが国の農業は、農業の担い手の減少、耕作放棄地の増大などにより、持続的な生産活動や維持管理活動が低下することで農業・農空間が持つ様々な機能が失われつつあることが懸念されています。
これについて、次の(1)から(3)の問いに答えなさい。
(1)農業の担い手の減少、耕作放棄地の増大の背景として、どのようなことが考えられるか、あなたの考えを説明しなさい。
(2)すでに多くの市街地が形成されている都市部に存在する農業・農空間が、農産物の生産以外に持つ機能や役割にはどのようなものがあるか、説明しなさい。
(3)こうした都市部における農業を持続的に発展させるためには、どのような取組みが必要か、あなたの考えを述べなさい。
※基幹的農業従事者
自営農業に主として従事した世帯員(農業就業人口)のうち、ふだんの主な状態が「主に仕事(農業)」である者
平成28年度
わが国の人口は、2008年をピークとして人口減少局面に入りました。国立社会保障・人口問題研究所の推計(出生中位・死亡中位推計)によると、現状のままのペースでは、2050年には人口が1億人を割り込み、2100年には約5,000万人(参考推計)まで減少するとも推計されています。
これについて、次の(1)から(3)の問いに答えなさい。
(1)人口減少の大きな要因である少子化をもたらすもののひとつに、未婚化・晩婚化の進行があげられます。未婚化・晩婚化が進行している背景としてどのようなことが考えられるか、具体的に3つ挙げ、説明しなさい。
(2)このような人口減少の動きは、わが国の社会経済にどのような影響を与えていくと考えられるか、具体的に説明しなさい。
(3)人口減少に歯止めをかけるためにどのような取組みが必要か、あなたの考えを具体的に述べなさい。
過去3年分の過去問を掲載していますが、頻出テーマと呼べるものは一度も出題されていませんね・・・
テーマの予想も不可能でしょう。
「想定外のテーマが出題されることを想定した勉強」が非常に重要になってくるわけです。
大阪府庁の論文試験対策の勉強法
いくら出題が独特な大阪府庁の試験でも、これをやっておかないと「仮に頻出テーマが出題された」場合、周りに差をつけられてしまいますからね。
そして、大阪府庁ではとても重要な「予想外のテーマが出題されたときの対策」として、以下の記事を書きました。
大阪府庁では、頻出でない問題の出題ばかりなので、上記の方法は大阪府庁の論文試験では非常に活きると思います。
なので、大阪府庁の論文はそこそこの答案が書ければ十分上位に食い込めますよ。
ここまでの方法を全て実践すれば、正直怖いものはありません。
大阪府庁の論文試験を受けるにあたって必読の計画とは?
これが大阪府では最もメインとなる計画なので、超重要です。
「受験先の重要な計画に目を通しておくように」とはよく言いますが、正直目を通すだけでは論文でも面接でもとっさに使うことは絶対にできません。
受験先の知識をアピールすることは、論文の加点要素として非常に大きいですからね。
おまけ:大阪府庁の試験を受けるときの服装は?
最後に、大阪府庁を受験する際の服装についてです。
- 筆記試験の服装→私服
- 面接・グループワークの服装→スーツ
これでOKです。
筆記試験では基本的にスーツを着る必要はありません。
理由は以下の記事で詳しく解説しています。
大阪府庁は受験人数も多いので、筆記試験でいちいち把握なんてできないですしね。
ただ、試験種によっては面接でも「服装は自由。リラックスできる服装で」という指定がある場合があります。
仮に指定があった場合は、もちろんその通りにしましょう。
大阪府庁の筆記試験・論文対策まとめ
- 大阪府庁の難易度・ボーダー・倍率は少し高め!
- 大阪府庁の合格に必要な勉強時間は700時間前後!
- 筆記試験(SPI)対策は「参考書選び」に気をつければOK!良問が多いので、キミスカでの対策もおすすめ。
- 論文試験対策は、「将来ビジョン大阪」を読んだうえで、更に予想外のテーマが出題されたときの対策も学んでおこう!
大阪府庁の倍率・難易度は高めです。
ただ、「大阪府庁の試験に特化した対策」を意識できれば合格は決して難しくありません。
SPIという変わった試験方式に加え、論文試験も出題内容が独特なので、一般的な公務員試験が得意な人でも不合格になる可能性があります。
SPI・論文に関しては、この記事に書いた方法を実践すれば、合格がグッと近づきます。
あなたもこの記事を読み、「大阪府庁の試験に特化した対策」を心がけて、合格までの最短距離を行ってください!
この記事が、大阪府庁の筆記試験・論文対策で悩む皆様のお役に立てれば幸いです。
この記事を読んでわからなかったこと、その他公務員試験に関して、公務員の仕事に関して、なんでも気軽に聞いてくださいね。